Diary

複雑な思い


平昌で開催されていたオリンピックは素晴らしい記録や感動を残し17日間に渡る熱戦を終え昨夜幕を下ろしました。日本選手は金4、銀5、銅4という史上最多の13個のメダルを獲得しました。メダリストとなった選手には取材陣が群がり笑みが溢れる様子が報じられる一方、入賞したものの惜しくもメダル獲得に至らなかった選手、あるいは予選敗退となった選手などについては報道がなされないという現実。選手たちはそれぞれ精一杯の力を出した結果であっても、メダルを手にしないとスポーツなど勝負事においては前述のような対応が当たり前なのかもしれません。しかし、オリンピック開催前にはメダル獲得が期待されると持て囃していても、実際にそうならなかった途端、バッシングしたり、塩が引くように対応しなくなる、または容姿を重視したような日本の報道(情報番組)のあり方には違和感を感じてしまいます。2020年には東京、2022年には北京とアジアでオリンピックが開催が続くことになりますが、容姿やメダルを獲得した選手だけが注目されたり持て囃されたりするようなことがなくなることを願うものです。
 さて、今回のオリンピックは時差のないアジアで開催されたこともあり寝不足になることもなく競技を見ることができたと思いますが、オリンピックの開催を支えるスポンサーの関係もあるのでしょう、人気のある競技は欧米に合わせて行われたものもあったのだとか・・・。
 話は一転しますが、朝夕はまだまだ寒さを感じますが、日中の気温が氷点下ということもなくなり園舎北側の日陰でカチカチに凍っていた雪や氷もすっかり融け、また、正門から玄関まで続く園庭のフェンスの下には春を象徴する黄色のクロッカスや水仙が花を咲かせ始めました。スギ花粉が飛び始め、目のかゆみ、くしゃみ、鼻水、睡眠不足に悩まされることは辛いことですが、暖かい春が一日も早くやってきてほしいと思います。
2018年02月26日(月) No.2257 (園長日記)

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