Diary

「まごわやさしい 」「孫は可愛い」


「まごわやさしい」という言葉をご存知でしょうか?これはバランスの良い食事の覚え方で「ま=まめ」「ご=ごま」「わ=わかめ(海藻類)」「や=やさい」「さ=さかな」「し=しいたけ(きのこ類)」「い=いも」という1日1回は摂取したい7つの食材の頭文字をつなげたものです。保育園でもこのような食材に配慮して給食が提供されていますが、節分の頃、消費者庁から豆やナッツ類を誤嚥して気管支炎や肺炎を起こしたり窒息したりする恐れがあるため「3歳頃までは豆やナッツ類は食べさせないようにしましょう! 」という注意喚起がありました。栄養士会の研修などでは特別話題に上がることもなかったこと、豆はおやつを含め結構使うためメニューから外すことは大変というもあり注意喚起に一番頭を悩ませたのはメニューを考える栄養士のY先生です。確かにリスキーなこともあることは否定できませんが、タンパク質などを多く含む大豆などは「畑の肉」と呼ばれ、また、しっかり噛むことで顎の発達にもつながるなどプラスとなることも多いと思います。大切なことは食事をするということは命に関わることがあるということ、特に豆が使われたメニューの時に先生たちが如何にそのことを意識するかのような気がします。それこそが保育所に求められている「養護」と「教育」なのではないでしょうか?
 さて、田植えや稲刈りでお世話になっている卒園児B君・YちゃんのおじいちゃんHさんが保育園にお見えになりました。一体どうしたのかと思いきや宮城県連合小学校教育研究会の「作文宮城」に掲載された孫のB君が書いた作文のコピーをわざわざ届けて下さったのです。早速どんな作文なのか読んでみましたが、おじいちゃんの田んぼで田植えを手伝ったこと、その苗が大きく育ち稲刈りをしたこと、新米の美味しさ、おばあちゃんが握ってくれるおにぎりは握り方も塩加減も絶妙なこと、この頃は朝食を食べなかったり、パン食が増えご飯を食べない人がいるけれど、B君はパンよりご飯が好きなこと、田植えや稲刈りを手伝うとおじいちゃんが喜んでくれて、おにぎりを食べるとおばあちゃんが笑顔になること、そして最後に、みんなが田んぼを大切にして美味しいご飯を食べるようになれば笑顔がたくさんあふれる毎日になると思います。今年の新米が楽しみです。と結んでいました。こんな素敵な作文を書いてもらえたら「まごわやさしい 」というより「孫は可愛い」となるのでしょう・・・。
2018年02月22日(木) No.2255 (園長日記)

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