Diary

限られた字数の中で


東日本大震災が発生し、記録しておくことの大切さを痛感して以来、出来るだけ欠かすことなく、しかし、いつ止めようか考えながら書いているこの園長日記、書いてはいるものの、自分が伝えたいことをどれだけ読み手に伝えられているか考えてしまうこともしばしばです。また、新聞を読んでいると限られたスペース、字数の中でいかに物事(記事)を端的にまとめ伝えてているか驚かされ、学びを与えてもらっています。そんな新聞記者に負けず劣らずだと思ってしまうのが、毎年恒例となった某保険会社サラリーマン川柳です。限られた字数の中で、時代や世相を反映させ、読む側が思わず笑ってしまうように言葉を紡ぐのですから恐れ入ります。そんなサラリーマン川柳の優秀100作品が発表されました。その中からいくつかの作品を以下のように紹介しますが、例えば「妻」を「ボス」に、「部長」を「園長」に置き換えてもこの川柳は成り立つことは間違いなく、笑えてしまう一方、複雑な思いです。

『妻いない この日は朝から プレミアム』
『静かだね 部長がいないと プレミアム』
『プレミアム おかげで木曜 残業だ』
『上司にも 部下にも言えない 「ちがうだろ」』
『「マジですか」 上司に使う 丁寧語』
『辞めますも SNSで 済ます部下』
『遅れても はっきり寝坊と 言う新人』
『父からは ライン見たかと 電話来る』
『間違えた! 上司へライン 「愛してる」』
『天職と 言って転職 繰り返す』
『汗だくは イケメンだけが 許される』

 さて、園の玄関の近くにある掲示板には各クラスの子どもたちの様子を先生たちが書いてくれています。ところが、この掲示板の文章に「誰が」とか「何を」といった必要不可欠なことが抜けていることも・・・。そういう自分自身も新聞を読むなどしっかり勉強し、笑われないようにしなければならなそうです。変な言い回し、文章にお気づきの場合、ぜひご指摘いただけますようにお願い致します。
2018年02月19日(月) No.2252 (園長日記)

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