Diary

不可抗力


お昼前、ランチルームへ薪を運んだ後、園舎東側の雪かきをしていると、5歳児N組の子どもたち数人が職員室のバルコニーへ並び「お〜い園長先生、どこにいるの?たいへんなことが起きたからちょっと戻ってきて〜!」と叫ぶのです。そこで作業をしながら「どうしたの〜?」と返事をすると、「あのさ〜、あっちの玄関の方で水が出てるから見にきて」と慌てているのです。こんな風に子どもたちが叫んでくれるほんの数分間、園舎北側の雨どいから大量の水が溢れ出ていることに気づきました。どうやら今年の寒さのお陰で雨どいの中で水が凍り付いてしまい膨張して割れてしまい、今日の暖かさで融けた屋根の雪が割れ目から雨のように降ってきたのでしょう。それを確認していたのでそのことだろうと思い、「さっき見て知ってるよ!工事してもらうように電話してるから大丈夫だよ」と返事をし、作業を続けました。その後、給食を食べているN組の子どもたちに「さっきはありがとう!だれが一番初めに気づいたの?」と尋ねると「R君」という返事が返ってきたので「シャワーみたいでビックリしたでしょう?」というと「?????」といった表情を見せるのです。その反応に何か変!?と思い「ねえ、どこから水が出てた?」と聞くと子どもたちも担任のM先生も僕が確認したところと正反対の方を指さすではありませんか!まさかと思いつつ教えてくれた西側の玄関の方を確認しに行くとひび割れた雨どいから小便小僧がおしっこをしてるような勢いで水が飛び出しているのです。その光景を見て愕然としてしまいましたが、今日の暖かさで屋根の雪は融けたと思いますのでよほどのことがない限りシャワーのように水が降ってくることはないでしょう。しかし、出来るだけ早く修理をしなければなりません。そして今後大雪や大雨が降ることがないように願うものです。ただ心配なこと、それは自然の力、不可抗力によって壊れてしまった雨どいの修理費用がいったいどれぐらい掛かるかということです・・・。
2018年02月14日(水) No.2249 (園長日記)

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