Diary

The Happy Day


先日降った雪がようやく融け春が近づいてきたかかなあと思っていた矢先、またしても地面を覆い尽くすほどの雪が降り春の到来はお預けになったことを感じる一方、降った雪が湿っていて、あっという間に融けることから確実に春がやってきていることも感じます。そんな雪で遊べる日は子どもたちやスノーボーダーやスキーヤーにとって嬉しく幸せなことでしょうが、雪かきや渋滞した道やツルツルに凍った道を時間に追われ出勤なければならない方々には、なかなかHappy Dayとはいかないでしょう。ただし、今年は平地にもこれだけ雪が降っているので山にはもっと沢山の雪が降っていることでしょうから夏に水不足で困ることはなさそうですのでHappyなのかも知れません。クマやカモシカのテリトリーである県北の船形山にある国立のキャンプ場などにも春は訪れますが、GW頃まで通行止めが続き、まだまだ雪に覆われていることでしょう。さて、そのキャンプ場で何十年も育つ大人数人が手を繋がなければならないような太いブナの木が日差しを受けると木の周りから雪が融け始め、動植物が活動を始めます。そんな様子を思い浮かばせてくれるのが「はなをくんくん」という絵本です。ところが、この絵本、原作は「はなをくんくん」ではなく「The Happy Day」という作品であることを数年前の研修会で敬愛する広島のI先生に教えて戴くことになりました。その話を聞いて以来、この本を開く(読む)度、長く寒い冬を耐え忍び、春を待っていた動物たちにとって、この絵本の最後のページはまさしく「The Happy Day」以外にないこと、タイトルが与える印象の大きさを思い知らされます。
 さて、現在、韓国(平昌)でオリンピックが開催されています。このオリンピックでメダルを獲得するために懸命に練習に取り組んできた日本人選手たちが練習の成果を発揮し「The Happy Day」を迎えて欲しいものです。
2018年02月13日(火) No.2248 (園長日記)

No. PASS