Diary

原因は?


明日は節分、日差しにも力強さが増し少し春が近づいたことを感じます。先日降った雪も日陰以外はほとんど融けて園庭には水たまりやぬかるみができています。とは言っても朝はまだまだ寒く、園庭で仕事をしていると足元から寒さが伝わり耳も感覚がなくなってしまいそうになります。そこで、4歳児の子どもたち数人に「焚き火をしない?!」と暖を取ることを提案してみました。反応はと言えばもちろん「やるやる!」との返事。そこでご飯を炊くときに使うかまどやもみ殻など必要なものを準備していると、何かが始まることを嗅ぎつけた子どもたちが小枝を集めるなどしてやってきて焚き火が始まりました。しかし、思うように火が点かず暖をとるという感じではなかったような気がしますが、子どもたちは自分で拾ってきた枝を燃やすことが楽しく喜んでいました。4歳児A組のM先生はこんな焚き火から遊びを発展させ、近くの丸太に腰掛けていた子どもたちのためにバケツにお湯を汲んできて足湯をはじめるなど寒い中でも焚き火と足湯の所だけは熱気が溢れていました。(もしお子さんの服や髪の毛がきな臭い場合は妙な事を始めた園長が原因です。)そんな熱気が溢れたところに泣きべそをかいた5歳児N組のI君が5歳児M組のM先生に連れられてやってきました。何があったかと思ったら「さっき軽トラに乗れなかったのが悔しくて泣いていました」と言うのです。午後のゴミ処分のため定位置(駐車場)から園舎裏の物置の所へ軽トラを移動する際、数人の子どもたちを荷台に乗せてあげたのですが、I君は別なことをして遊んでいた乗れなかったことが悔しくて納得がいかず泣いていたというのです。そこでI君のために数人の子どもたちを乗せて隣接する体育館の駐車場で軽トラを走らせました。するとさっきまで泣いていたことが嘘のように笑顔になり、誰に言われたわけでもないのに荷台から降りるときに体が二つ折りになるほどのお辞儀をしながら「園長先生ありがとうございました!」とお礼を言うのです。こんな姿を見ると心から「乗せてあげてよかった」そう思うのでした。
 さて節分に向けて各クラス鬼のお面を作り、豆まきをするなどして過ごしていましたが、4歳児H組はどんな激しい豆まきをしたのか保育室の入り口の扉の窓にヒビが入ってしまいました・・・。この豆まきで鬼が外に出て行ったのかどうか心配になり、空のダンボール箱で鬼の被り物を作り二階の保育室へ行ってみたところ、ちょうどいいタイミングでホールにいた4歳児の2クラスの子どもたちに取り囲まれ、こてんぱんにやられてしまい一階に逃げ出すことになりました。ところが今度は未満児クラスの子どもたちに怖がられてしまうことになりました。いつの時代鬼は辛いもののようです。
2018年02月02日(金) No.2242 (園長日記)

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