Diary

楽しそう!


「ぐりとぐら」「はじめてのおつかい」などの名作絵本のイラストを描いた山脇百合子さんの絵を彷彿とさせるように、正門から職員室までの歩道の足元にスイセンやチューリップ、パンジーやシバザクラが美しさを競い合うように花を咲かせ始めました。中でも生命力が強いスイセンは数を増やし、シバザクラは歩道を覆いつくすように伸びて(広がって)いるところも見られるほどです。そこに、栄養士のY先生のお母さまが植えてくださった花たちが加わったこともあり、桜の開花に加え春の到来をより一層実感させてくれます。そんな花たちに水を掛けている子どもたちを見ると、幼いながらに春の到来を感じ、行動してくれていることを実感させられます。一方、園庭中央のけやきの木の下では、昭和の子どもたちが空き地で廃材を見つけて基地作りをしていたことを思い出させるように、ベニア板をバランスよく立てて、その中に入り込み建物の中から「園長先生見て、ここにいるよ」と嬉しそうに叫んでくれます。ところがバランスが崩れゆっくりと倒れると、大笑いしながらそのベニア板を布団のように掛けて大喜びしているのですから、見ている僕まで笑ってしまいます。また、入園当初、僕が廊下の前を歩いているだけで警戒し、先生たちのところへ逃げて行った未満児クラスの子どもたちも数日後には進級する時期を迎え、子どもたちから僕に声を掛けてくれるだけでなく、近付いてくれるようになってくれました。㋃にはそんな子どもたちのところに新しい友だちが加わることになり、子どもたちの様子も変化することでしょう。新入園を喜んで迎え入れ、友だちが更に増えることをも喜んでくれることを願うものです。
2023年03月28日(火) No.3514 (園長日記)

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