Diary

翻弄


コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点からマスクの着用が当たり前のようになっていましたが、感染症法上の位置づけが5月8日に「5類」に移行するのを前に、政府は一昨日、13日からマスクの着用ルールを個人の判断に委ねる(緩和する)新方式が適用され「脱マスク」の日常が始まりました。しかし、通勤ラッシュなどの混雑時や、医療機関や高齢者施設を訪問する時など感染リスクが高い状況では引き続き着用を求めています。日々通勤のために利用している朝の電車も高校で卒業式が行われた後は空席が増えたのですが、ほとんどの方が今までと変わる事なくマスク着用を継続しています。本当は早々に脱マスク生活を始めたいところですが、保育園という施設の性質上、そして、今週末に卒園式を控えていることもあり、直ぐに外すことは控えなければならないと思っています。もしかすると、外したくとも周りの目を気にして外せないでいる方も多いのかと思いますが、そこが、何とも日本人らしいところなのでしょう。
 さて、この3年間、コロナによって様々な制約がなされ、これまでとは違う保育が求められました。その中でも今年度ののぞみ組・めぐみ組の子どもたちは行事の度に天気や感染症に翻弄(悩まされ)されてきました。だからこそ、土曜日の卒園式は何としても快晴の下、皆出席で迎えられる事を願っているのですが、またしても雨が降り気温も上がらない(しかも何故だか土曜日だけ)という予報が出ているではありませんか。その予報が当たったとしも子どもたちの門出を祝うホールはこれまでの成長を見守る暖かい眼差しがあふれるように、明日の一部礼拝、二部証書授与通しての最終リハーサルを行ってくれることと思います。そして、子どもたちが日々過ごしてきた傷がたくさん残るホールに並べられた花道を堂々と歩く姿、立派に証書を受け取る姿に成長を感じ多くの保護者の方々が涙する姿が目に浮かびます。
2023年03月15日(水) No.3505 (園長日記)

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