Diary

時間はかかったけれど・・・。


5歳児のぞみ組・めぐみ組の子どもたちが春に田植え、秋に稲刈りを経験させてもらい、刈り取ったお米を乾燥、精米したお米をいただきました。しかし、新米のシーズンに園内でコロナウイルス感染症でお休みする子どもたちが増えたこと、その後、クリスマス、保育参観などの行事があったこともあり、園庭で羽釜でご飯を炊き、田植えや稲刈りでお世話になった田んぼの先生たちをお招きしてご飯を食べる計画がずっと実現しないまま3月を迎えてしまいました。しかし、そろそろ卒園式の準備が本格的に(忙しく)なることもあり、今日ようやくご飯炊きが実現しました。N先生もW先生もお泊まり保育の時を含め、これまで何度となくご飯炊きを経験しているため、今回も焦げ付かすことなく上手に炊き上げることが出来ていました。炊き上がりを待つ間、いつものように思い思いの遊びに興じていましたが、炊き上がりの知らせてもらった途端、それまでバラバラに遊んでいた子どもたちが目を輝かせて釜戸の周りに集まります。そして、炊きたてのご飯(おにぎり)をもらうのを座って待つ姿は餌を待つ雛鳥のように見えて何とも可愛らしく思いました。その中にはこれまで1年間友達の誕生日を祝い続け、自分の誕生会を心待ちにしていたのぞみ組のR君とR君のお母さんもご一緒して頂きましたが、いうまでもなく、炊きたてのご飯は収穫から時間が経ってもとても美味しくいただく事ができました。残念ながらHさん始め田んぼの先生たちとは一緒にご飯を食べることは叶いませんでしたが、おにぎりにしてお渡ししたところ喜んでいただけたとのこと。来年度こそは以前のように田んぼの先生たちをお招きし外でご飯(給食)を食べられることを願うものです。
 さて、昨日、ひかり組の先生たちが子どもたちにも手伝ってもらい運んだ砂で綺麗な山が作られ、山の頂上には❌印の旗が立てられていました。そんな印だけで、子どもたちが潜ることができるようなトンネルを作るべくできた山が崩されることがないことは、少なくとも子どもたちのこの1年間の成長を物語っているように感じました。もしこれが4月であれば、山を作る余裕もなく❌印も意味をなさないことでしょう。是非とも本当に子どもたちがくぐり抜けることができるトンネルが完成する事を楽しみにしたいと思います。
2023年03月02日(木) No.3496 (園長日記)

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