Diary

変身!


なかなか収束する気配がない新型コロナウイルスに加え、少しずつインフルエンザなどの感染症でお休みする子どもたちが増えてきたことから、開催すべきか中止すべきか話し合い慎重に準備を進めてきた「もちつき」ですが、感染リスクを最大限に少なくし、なお子どもたちに経験してもらいたく、当初予定していたランチルームから外での開催に変更し行いました。「寒〜い」という子どもたちもいましたが、この日を心待ちにし、玄関ホールに置かれた杵と臼を使ってイメージトレーニングしていたこともあり特に5歳児のぞみ組、めぐみ組の子どもたちは大喜びでした。そんな子どもたち以上にやる気満々だったのが、写真工房ムラカミのMさんで三角巾を被って「今日はもちつき工房ムラカミです」と職員室へお見えになり、本業で使うカメラを杵に持ち替え、蒸し終えた熱々の餅米をT先生と一緒に捏ねる作業から手伝ってくださいました。この、もちの出来栄えに影響するという捏ねる作業が済み、5歳児が子どもたち用の杵でもちつき体験が始まると杵をカメラに持ち替え、いつものようにプロのカメラマンとして子どもたちにレンズを向けてくださっていました。コロナ禍になる前は、田んぼの先生であるHさんたちにお手伝いいただき賑やかなもちつきでしたが、T先生とMさんだけでもこしのある美味しいもちが出来上がることがわかりましたが、今日の外でのもちつきの経験から、いつかまたHさんたちにもいらしていただき一緒に賑やかにもちつきができることを願うものです。子どもたちは一見、普通のご飯にしか見えないもち米が柔らかいもちに変身する不思議さと機械で作るそれとは違う美味しさを感じてくれたことでしょう。ちなみに、あまり得意でないというT先生が懸命にもちをついてくれたというのに、僕はこれまでのもちつきのように杵を持ち、子どもたちの「よいしょ〜」の声援に後押しされながらもちをつきをすることもなく、準備も片付けも先生たちが全て行ってくれたこともあり食べるだけという何とも贅沢な経験をさせてもらいました。もちつき担当だった先生たち、そして、もちつき工房ムラカミのMさん、給食室の皆さん、きな粉もちも雑煮もとても美味しくいただくことができました。本当にありがとうございました。
2023年01月18日(水) No.3465 (園長日記)

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