Diary

秘密だけど


クリスマス頃からだったでしょうか、4歳児あい組の女の子たちが一生懸命に縄跳びに取り組む姿が見られていたのですが、その甲斐もあり多くの子どもたちが上手に跳べるようになり、走りながら跳ぶことはもちろん、中には後ろ回し跳びまで出来るこどもたちもいるのです。しかし、僕の小学校1年生時代のように未だ上手に跳べない子どもたちもいて、そんな子どもたちは縄跳びに夢中になっている姿を横目で見ながらも別な遊びに取り組み縄跳びにトライする様子は皆無なのです。ところが、まだ上手に跳ぶことができないあい組のNちゃんが今朝「園長先生見て」と言って手にした縄を回して跳ぼうとしているのです。もちろん跳ぶことよりも縄を回すことから始めなければならないといった状況なのですが、熱意が伝わってきて、近くにいたIちゃんやTちゃんが跳ぼうとする様子を見守りながら順番に跳び方を見せてくれるのです。大人(先生)が「こうやって〜」と言って跳び方を使えることもいけないことではありませんが、子どもたち同士で伝え合う・教え合うことこそが上達の秘訣であることを再確認しました。もし、Nちゃんが飽きること、諦めることなく取り組めば年度内に跳べるようになることでしょう。
一方、曇り空であまり温かさが感じられなかった日中、3歳児ひつじ組の子どもたちは園庭中央のアスレチックのところで秘密の話し合いをするかのように遊ぶ姿が見られ、1歳児そら組・うみ組の子どもたちは遊具小屋の前や中で砂遊びに興ずる様子が見られました。その様子はまさにアメリカの心理学者パーテンが語った「一人遊び」や「並行遊び」そのもので、一人夢中になっているのです。そんな姿から改めて心理学者の観察力に驚かされました。
2023年01月16日(月) No.3463 (園長日記)

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