Diary

スッキリしました。


地域や国によって違いますが、ヨーロッパではクリスマスの飾り付けは今日1月6日を過ぎてから取り外すのが一般的です。ウクライナへ侵攻したロシアのプーチン大統領でさえ、東方正教のクリスマス1月7日に合わせ、6日正午(日本時間同日午後6時)からウクライナで停戦に入るよう軍・国防省に命じたほど大切な日です。なぜそんなに大切にされているかと言えば、クリスマス親子礼拝(クリスマスページェント)でご覧いただいたように東方の博士が赤ちゃんイエスの元を訪れその誕生を祝福した日が1月6日とされ(キリスト教の世界では公現節と呼ばれています)イエス様が救世主として祝福されたとても重要な日のためです。それに倣って保育園でも年が明けてもクリスマスの飾りつけがそのままにしてありましたが、僕もアドベント期間に飾りつけした玄関ホールのクリスマスツリーや昭和感たっぷりの園庭のヒバの木の電飾を全て片付けました。また、先生たちも保育室のアドベントカレンダーの他、子どもたちの(クラスの)様子をお伝えするために貼り出していた掲示板のクラスの様子も全て取り除かれ、代わりに磁石でうさぎの顔と卯の文字が作られ、また、5歳児めぐみ組の新年の保育の様子が貼られていました。それにしても、飾る時には時間がかかるものの、片付けの時はあっという間!料理も作る時には時間がかかるけれど食べる時はあっという間!だからこそ、「いただきます」「おいしかった」「ごちそうさま」といった感謝の言葉が重要であることを感じさせられました。
 一方、クリスマス感が全く感じられなくなった園庭では、久しぶりに登園してきた子どもたちが友だちとの再会を喜び合い思い思いの遊びに興ずる姿が見られました。そんな中、チェーンソーのけたたましい音を響かせ丸太を切っている僕に興味をもってくれた1歳児の子どもたちが担任と一緒に「園長先生がんばって〜!」と嬉しい声を掛けてくれるではありませんか。そんな声援のお陰で年末に運んでいただいた丸太や枝全てを三日間で暖炉用の薪にすることができました。給食では七草汁が提供されるなど、昨日に引き続き春を感じさせてもらえる週末でした。
 長くなりましたが最後に・・・。昨日の地元紙に3歳児てんし組のR君のお母さんが登場していましたが、今日の同紙の社説には保育の質向上について書かれています。通園バスでの置き去り死事件や保育所での虐待事件など、嬉しくないことで保育界が注目されていますが、フランスの某タイヤメーカーがレストラやホテルに星を付けるように、保育界でも不適切な保育がなされていないか、調査される時代が来るのかも知れません。「さて、保護者の皆さん、我が園の保育に星は付きますか?」
2023年01月06日(金) No.3458 (園長日記)

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