Diary

再確認・再認識


0歳児から5歳児まで各年齢2クラスずつある(0歳児だけは1クラス)保育園ですが、クラスでの生活を大切にしながらも普段からクラスの枠、年齢の垣根を越えた生活・交流をしていることもあり、◯◯君・ちゃんはどっちのクラスだったっけ?と混乱することはよくあること。今日も遊具小屋から車掌車の狭いデッキにボウルや鍋、お皿などを運び込んで何か楽しそうに遊んでいる子どもたちがいたので何をしているのか見に行ってみました。すると、めぐみ組のYちゃんの弟のつき組のR君がボウルに入れた水を溢しながら鍋に移しています。それをR君の姉ではなくYちゃんと同じくらうのSちゃんとTちゃんが優しく見守り、時に「こうするといいよ」と手伝ってあげるなどしながら遊んでいました。そうかと思えば、夕方、砂場の近くで大きな女王アリを見つけた4歳児はと組のHちゃん、K君、K君、3歳児てんし組のHちゃんが砂場の近くでしゃがみ込み「お父さんの女王ありさんがお家に帰れなくなるから触らないで」などと言いながら大騒ぎ。女王アリがお父さんというありえない何とも子どもらしい会話が週末の疲れを忘れさせてくれたような気がします。
 さて、明日は町内の小学校の運動会が予定されていますが、3月に保育園を卒園した一年生たちにとって初めての大きな行事。出勤する際、毎朝すれ違う一年生たちの登校する姿や在園する弟妹を迎えに来る一年生たちから運動会の練習の様子や心意気などを聞いてたった1ヶ月半での成長を感じていました。そして、今朝もいつものように「おはよう!いってらっしゃい」と声を掛けながら園に向かって歩いていたのですが、その中にめぐみだったR君と手を嬉しそうに手を繋いで歩いているてんし組のIちゃん(のぞみ組だったY君の妹)の姿がありました。当然、兄のY君もお母さんもいるのですが、何の違和感もなくR君と手を繋ぎ自然に歩く姿にこれまでクラスの枠や年齢の垣根を越えた生活・異年齢交流を過ごしていたからだろうと嬉しくなりました。そして、退勤し駅に向かって歩いていると、2年生になったKちゃんとお母さんに会いました。そこでは運動会の振替休日となる月曜日に担任だったS先生に会いに行くこと、そしてリレーの選手に選ばれたことなどを聞かせてもらいました。この2年間コロナ禍で運動会で活躍する卒園児の成長を見に行くことができない先生たちは残念で仕方がないのですが、怪我などすることなく、一人ひとりの成長や活躍が見られる運動会になることを祈るものです
2022年05月20日(金) No.3303 (園長日記)

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