Diary

もう少し


早いもので6月も残り二日となり、もう少しで7月を迎えます。毎年、この時期なると5歳児、のぞみ組・めぐみ組の子どもたちは「お泊まり保育」に向けた話し合いが本格的になり、2階ホールの壁に貼り付けられたスケジュール表に話し合いで決定したことが貼られていきます。今週水曜日には本当に羽釜(かまど)でご飯を炊くことができるかどうかやってみることが予定されているため、焚き付けに必要な小枝などを拾い集める作業に夢中になっていました。子どもたちは普段家で食べているようなご飯が炊けると思っているのでしょう、ご飯炊きが楽しみで仕方がないといった様子なのですが、のぞみ組のR先生は火加減が上手くいかず焦げつかせたり、水加減を間違えて柔らかすぎたりすることがないか心配で仕方がないようで今からプレッシャーに苛まれているようです。そんなR先生同様、家を離れ泊まった経験がない子どもたちの中には「お泊まり保育」に不安を抱え、当日が近づくにつれて緊張感が高まってくることがあります。そんな子どもたちの不安を取り除いてくれるのが繰り返される話し合いであり、担任の先生であり、普段一緒に園生活を送っている子どもたち仲間です。そして、5歳児の楽しそうな様子を4歳児が憧れを持って見ることが来年につながっていくことでしょう。
 さて、子どもたちが降園して行った3歳児てんし組の保育室では担任のT先生が柔らかくなった梅の実をIHヒーターを使ってジャム作りをしていました。ところが結構な量なため、ジャムになるまで煮詰めるのも簡単ではなく気が遠くなりそうな作業でした。こんな風に子どもたちのために心を込めて作り上げられるジャム、みんなが喜んで食してくれることを願わずにはいられません。
2021年06月28日(月) No.3084 (園長日記)

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