Diary
ポエム
このところ、某環境大臣の発言がポエムのようで分かりにくいなどと揶揄されていますが、保育園の子どもたちとの会話は常にポエムの連続です。今朝も空の雲を眺めて気づいたのか、これまでの夏の雲との違う雲を見つけた4歳児はと組のSちゃんが「ねえ、園長先生、雲がボツボツしていて気持ち悪いよ」と話しかけてきました。「どの雲?」と聞くと「あそこの雲」と空を指差します。そこには、秋の雲の一つである「ひつじ雲」が浮かんでいます。夕焼けや日没が早くなったことには気づいたとしても、日常生活の中でSちゃん(子どもたち)が雲を眺めていたとはびっくりです。それだけではありません。お母さんが虫を怖がらないことが自慢の5歳児めぐみ組のKちゃんが「ねえ、園長先生、さっきの鳥のお話聞こえた?」と言うのです。それは、Kちゃんが多くの子どもたちの声が響く園庭の中でも保育園にやってきた小鳥たちのさえずりに耳を傾けていたということの証し。それを「お話し」と表現するのですから恐れ入ります。先月末、福岡から保育園の視察にお見えになったある先生に2歳児の子どもが園庭中央の木製遊具の陽の当たっている部分と日陰の部分との温度差に気づき「ここ触ってみて!こっちより熱いよ」と話しかけてくれたとお聞きし、子どもたちの気づきや発想にびっくりさせられました。某大臣が意図してポエムのような発言をしているかどうかは分かりませんが、子どもたちのポエムはいつ聞いても心を和ませてくれます。
さて、今日は航空写真撮影の日でした。これまで何度か撮影していますが、その際は仙台空港からセスナ機が飛んできたのですが、今年から、セスナ機に代わり、ドローンでの撮影となりました。子どもたちの多くが初めて見る不思議な飛行物体「ドローン」に興味津々!撮影前のテストフライトが始まると聞くと、立ち入り禁止の線の近くにドローンを囲むように集まり、離陸する様子に釘付けになり「ブーン」と音を立て飛び立った瞬間「うお〜!」と歓声をあげ口を開けたまま空(ドローン)を目で追っていました。そんな中、5歳児のぞみ組のE君は「飛ばすためにはアプリをインストールして〜」と5歳の子どもたとは思えないようなことを言うので撮影に来た担当者が驚いていました。ところで、無事!?園全体の撮影が終わったあと、全園児の集合写真、クラスごとの撮影となったのですが、結構な時間がかかってしまったこともあり、2歳児は無理なくクラス写真は断念。そして、最後にクラス写真を撮影することになってしまった4歳児あい組の子どもたちは別なことをしたかったこともあり、待ちくたびれたS君が遂にカメラマンに向かって「早くして〜!」と叫んでいました。こんな本音が聞かれた撮影でしたが何とかかんとか終了!どんな写真になったか仕上がりが楽しみです。
2019年09月26日(木)
No.2639
(園長日記)
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