Diary

「あっそう!?」


今朝のこと「ねえ、園長先生、火を燃やしたいんだけど、よく燃える葉っぱとか枝どこにある?」と5歳児めぐみ組のW君と数人の男の子が職員室へ聞きにやって来ました。いったい何をするのかと思い「えっ?火を燃やして何をするの?」と尋ねると「あのさあ、カブトムシが死んじゃったから、燃やして天国に行ってもらわなきゃいけないんだよ」と言うのです。なるほど、彼らはカブトムシを火葬してあげようと考えたということがわかりました。そこで、「じゃあ、森に行って杉っ葉とか集めてこなきゃ」と話すと少々納得いかなかったのか両手を広げ「う〜ん・・・」と言って困った様子。面白い発想だと思ったので彼らが杉っ葉や小枝を集めてきたら願い通り「火葬」のお手伝いをしようと思っていたのですが、諦めたのか、砂遊びがしたくなったのか、しばらくすると今度は「ねえ、園長先生スコップ貸して」とやってきます。「いいけど、振り回さないことと、使ったらちゃんと片付けるんだよ」と約束をしてスコップを使うことをOKすると夢中になって砂場を掘り起こして遊び始めました。すると彼らが遊んでいる砂場のすぐ傍に、何と火葬されるはずだったカブトムシ土葬され間もなく咲こうとしていた彼岸花が供えられているのですからびっくりするやら可笑しいやら。結局、「火葬」でも「土葬」でもなく「あっそう!?」っていう感じの結果になりましたが、彼らは死んでしまったカブトムシを決して忘れることなく土に埋めてから遊んでいたことに感心させられ、嬉しくなりました。その後は薪にするためにチェーンソーで切った木を軽トラックに載せる手伝いをしてもらったのですが、何も言わなくとも荷台にきれいに並べて積み込むのにも驚きでした。そしてランチルームの北側に運び積む手伝いもとても上手で僕一人でしていたら半日近くかかったであろう仕事が1時間程度で終わりとても助かりました。まだ切っていない木があるので、次回もぜひ手伝ってもらおうと思います。
 さて、10時前から近所の公園におやつを食べに出かけた2歳児ほし組とつき組の子どもたち、予定していた公園で枝の剪定作業が行われていたということで急きょ東部体育館のところにある大きな桜の木の下でおやつとなりました。その近くでは5歳児が軽トラックの荷台から薪を運んでいるので、気になって仕方がなかったようです。その後、本当ならば公園でする予定だったであろう鬼ごっこを園舎東側のアスファルトで行い、そのあとは先生たちが必死に叩き落とした栗を子どもたちが一生懸命に拾っていました。凄い執念です。
2019年09月25日(水) No.2638 (園長日記)

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