Diary

対象的


給食の時間、誕生会のために3歳児H組のSちゃんとお父さんお母さん、そして昨日誕生日を迎えた5歳児N組のM先生のお祝いをしたあとのこと、5歳児M組のAちゃんが「園長先生ちょっとお話があるんだけど!」と言って僕を手招きします。一体何があったのだろうと思い「どうしたの?」と聞いてみると「あのね、今日、ママのお誕生日なんだあ!」と嬉しそうに教えてくれるのです。みなさんお気づきかと思いますが、そうです、Aちゃんはお母さんの誕生日を教えることが目的ではなくSちゃんやM先生と同じようにお母さんのお誕生日を祝って欲しくて僕にそう話してくれていることが表情から伝わって来ました。そこで「わかった!じゃあ、お迎えの時、お母さんのお誕生日をお祝いしよう!」と話すと自分の思いが伝わったことで安心したようで笑顔で「うん!」返事が返ってきました。そして夕方、何も知らずにお迎えにきてくださったお母さんを連れて「園長先生来たよ!」職員室前にやってきたAちゃん。担任のN先生や職員室にいた先生たちで♪Happy−Birthdayを歌ってお祝いしてたのですが、その時のAちゃんの満足そうな表情とお母さんの嬉しそうな表情が印象的で、誕生日をお祝いされるのは大人でも嬉しいということがよくわかりました。
 さて、そんな嬉しそうなAちゃんとお母さんの表情とは正反対に朝から緊張した表情だったのが0歳児H組のA先生。ご主人の仕事の関係で関東から知り合いが誰一人もいない大河原(東北)に引っ越してきて11月からお勤めしてくれていますが、今日初めて朝の会の司会担当となったこともあり、緊張していたようで「今日、初めてなのでよろしくお願いします」と言った後、お祈りをしてくれたのですが、そのお祈りは型にはまったお祈りではなくA先生の気持ちや思いが込められていました。そんな初々しさが失われた僕にとって今日の朝の会はとても素敵な時間になりました。そしてA先生、明日の朝の鍵開けも初めてと言うことで緊張した面持ちであれこれ確認しながら退勤していきました。今晩しっかり眠れるといいのですが・・・。
2019年01月21日(月) No.2476 (園長日記)

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