Diary

楽園


今週は成人の日のお陰で普段より一日保育日数少なかったことが原因なのか、要領が悪いからなのか予期せぬ出来事が起きたり対外的な仕事に追われたりしたからなのか、とてもとても忙しい一週間だったように感じます。時には「も〜や〜めた!」と言って仕事を投げ出したくなるようなこともありましたが、そんな時、僕の心の内など知る由もない子どもたちがいつもと変わることなく屈託のない笑顔で「園長先生何してるの?」「今日は何かお手伝いない?」「○○してちょうだい」「サッカーしよう」などと声をかけてくれるのです。そんな時「〇〇してるんだよ」とか「じゃあ薪運び手伝って」「OKちょっと待ってて」などと返事をし、子どもたちと一緒の時間を過ごすことができるため、その間だけは悩まされている仕事からしばらく離れることができ、気持ちや頭を切り替えることができるのですから子どもたちの不思議な力を感じざるを得ません。とは言え、すぐ様、全く変わっていない現実(仕事)に向き合うことになるのですが、子どもたちとの時間がなければ今週一週間持たなかったことでしょう。そんなことからも保育所や幼稚園など子どもたちと関わることができる職場は僕にとって「楽園」です。そして、もちろんのこと、子どもたちにとっても「楽園」であって欲しいと願っているのですが、一昨日、掲示板に貼られた1歳児S組のRちゃんの出来事を読むと、Rちゃんにとっても保育園は「楽園」だと思えます。だからこそ、今週のように1日お休みが多いと家で「どうして今日は保育園行かないの?」と尋ねる子どもが出てくることになるのでしょう。一方、先生たちや保護者の方々にとって保育園が「楽園」になっているかどうかが問題で、特に日々子どもたちと関わる最前線にいて僕以上に忙しい先生たちにとって、「失楽園」になっていないことを願うものです。

1歳児S組の掲示板から
「お宝鑑定団」
お友達とは一味違った世界観を持っているRちゃん、外遊びでは自分の好きな物や場所を見つけ、あっちへ行ったり、こっちへ行ったり、探索行動を楽しんでいます。そんなある日、なにやら白い物体を握りしめご機嫌の様子。そのことに気づいたR先生が驚いた表情で「Rちゃんがお宝見つけました!」と報告してくれました。その正体は蛍光石。暗い所で見ると黄緑色に光ります。なぜ、園庭にそのような物が落ちていたかは謎…。その石のとりこになったRちゃんは夜も握りしめ眠りについたそうです。次はどんなお宝を発見するか楽しみです。
2019年01月18日(金) No.2475 (園長日記)

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