Diary

返事


今朝は最低気温こそさほど下がらなかったよう思っていましたが、風が強かったこともあり寒さを感じました。それでも子どもたちはいつもと変わることなく外に飛び出し遊び始めるのですが、子どもたちと一緒に遊ぶ朝番担当の先生たちはさすがに「寒〜い」と言いながらも子どもたちに負けじと鬼ごっこをしたりサッカーをしたり走り回ってくれます。そんな中、5歳児N組のR君だけは今年もこんなに寒くなったというのに半ズボンで過ごしています。今朝は特に見ている僕の方が寒くなってしまいそうになり、「ねえ、R君、本当に寒くないの?」と声をかけたのですが返ってきた返事が「全然寒くない!暑〜い」というのですからびっくりでした。やせ我慢をしている様子は全くないので本当に寒くないのだと思いますが、インフルエンザに感染した子どもたちが増えてきているので少々心配です。こんな風に楽しそうに遊んでいる子どもたちを横目に見ながら、仙南2市7町の保育所(園)の所長・園長研修に出かけることになったのですが、数人の子どもたちが車に乗り込もうとする僕に気づきフェンス越しに「ねえ、園長先生どこ行くの〜?」と聞いてきました。そこで「あのね〜、勉強しに行くんだよ」と返事をしたのですが滑舌が悪かったのか、子どもたちから返ってきた返事は伝言ゲームの間違った答えのように「えっ?お弁当食べに行くの!?」になってしまうのですから笑ってしまいました。しかし、お弁当を食べに出かけたと勘違いされても困るので、きちんと「違うよ、お勉強しに行くんだよ」と伝えたのですが、今度は「ふ〜ん」という返事だけが返ってきました。その返事、明らかに疑っているといった感じでこれまたおかしくなりました。数日前にも3歳児T組のK君とお正月の話題になった時「お年玉もらった」という質問に「うん落し物もらった」という返事が返ってくるなど子どもとの会話に笑いは絶えません。
 さて、今朝、阪神淡路大震災から24年目の朝を迎えました。神戸などでは追悼式典が行われ多くの方が地震発生時刻に合わせ被災者を想い祈りを捧げましたが、阪神淡路大震災が発生した年、あるいは震災後後に誕生した若い職員はニュース映像を見てもピンと来ないでしょう。また、現在保育園に通ってきている子どもたちは全員、東日本大震災後に生を受けた子どもたちです。そんな職員や子どもたちに地震や火災、津波や原発事故による放射能の怖さなど、震災による被害があったという事実を伝えることが震災が風化しないことにつながるのであり、そのことが経験者の使命であることを思わされました。江戸時代以降「亥年は大地震・火山噴火などの大災害、地下鉄サリン事件など大きな事件が多い」という傾向があるそうです。そのようなことが起こらないように祈り、もし起きたとしても被害が最小限であるように避難訓練を重ねるなどしていきたいと想います。
2019年01月17日(木) No.2474 (園長日記)

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