Diary

今年も色々ありました


2018年の保育は今日が最終日となりました。㋃に新入園児や新しいスタッフを迎え入れてスタートし、気が付けばあっという間に新年を迎える時期となった気がしますが、どのクラスの子どもたちも大きな事故や怪我に遭うことなく過ごすことができたのは、先生たちが日々子どもたち一人ひとりの成長を願い、祈りながら関わってくれたこと、そして、そんな先生たちを保護者の方々が信頼し子どもたちを送りだして下さったこと、地域の方々の支えと理解があったからだと思います。今年は職員の結婚や妊娠、出産といった喜ばしいことが複数あった一方、愛する家族を失い悲しい時間を過ごさなければならない職員もいました。それでもそんな時にこそ目に見えない神様の守りがあったことに感謝しなければならないと思います。
 思えば、この一年、平昌オリンピック・パラリンピックでの日本人選手の活躍、南北朝鮮首脳会談、史上初の米朝首脳会談、サッカーワールドカップでの日本チームの決勝トーナメント進出、西日本を襲った豪雨による大規模被害。オウム真理教によるテロ事件に関わった死刑囚の死刑執行、タイの洞窟での少年らの救出劇。日本全国を襲った猛暑・酷暑。山口県で3日間行方不明になっていた2歳児を捜索からたった30分で発見救出したスーパーボランティア尾畠さん。北海道で初めての震度7を観測した「北海道胆振東部地震」と、それに伴う大停電。最近では日産カルロス・ゴーン元会長の問題。その他にもスポーツ界では、アマチュアボクシングの判定問題、アメリカンフットボールの危険なタックル、体操女子、相撲界などで起きたパワハラ問題や暴力問題と振り返れば切りがないほど色々なことがありました。そんな中で、がん細胞が人の免疫力から逃れて生き延びる仕組みを阻止し、免疫細胞の攻撃力を高めて治療する全く新しいメカニズムの薬を開発したことでノーベル賞の授賞した京大特別教授の本庶佑さんのニュースは日本のみならず、世界中に注目され、ガン患者やその家族に回復への希望を与えてくれたことでしょう。そして、この本庶先生が先日会見を開き、若手研究者に向けて「若い人自身に内向き志向があって、なかなか世界へ出て行こうとしない。どうせ一度しか死なないんですから、二度死ぬことは絶対にないんですから、ぜひ頑張ってもらいたい」とエールを送ったことをニュースで見て、その言葉に感銘を受けました。個人的にも様々な出会いや変化のあった一年だったことは間違いありません。この一年の経験や変化を新しい年に活かすことができるよう過ごしていきたいと思います。子どもたち・保護者の方々、お世話になった地域方や教会の皆さん、そして何より職員皆が喜ばしい新年を迎えられるよう祈ります。一年間ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。
2018年12月28日(金) No.2466 (園長日記)

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