Diary

働く男たち


本来ならば園庭の片隅などに置いてある丸太も暖炉用の薪にしなければならないのですが、この冬を乗り越えるために必要な分は作り終えたと(そうあって欲しい)思っているので、バスが止めてある付近に積み置かれている丸太や枝は子どもたちが遊ぶための絶好の場所であり、最高の遊具となっていました。そんな場所で数日前から4歳児A組の男児たちが何かを始めていました。そこで、一体何をしていたのか誰もいなくなった時にこっそり確かめに行ってみました。すると、子どもたちだけの力で運べるような細めの丸太を何本も貯水槽の周りに巡らせてあるフェンスに立てかけたり、太く大きな丸太の上に並べたりして自分たちが遊ぶ新たなスペースを作っていたのです。そんな子どもたちの努力に感激したので、何をしているのか知らないものの、さらに子どもたちが楽しく遊ぶことができるようにしてあげたく、落ち葉や小枝を取り除いてあげようと熊手やレーキやほうきを持って現場に行ってみることにしました。そんな僕の姿に気づいた5歳児N組のF君とM君は「ねえ園長先生何するの?」と聞いてくるので、バスの近くの丸太のところを掃除するんだ」と話をすると「じゃあ手伝ってあげる」と言ってついてきてくれました。すると現場では今日もA組のR君やW君、K君たちが丸太運びなど忙しそうに作業をしています。その中のR君が僕が持っていった道具を見て「園長先生それなあに?ちょっと貸して」といってF君?M君と一緒に熊手などを使って落ち葉を集めるなど夢中で作業を続けました。そんなR君に「ねえ、こんなにきれいにしてどうするの?」と訪ねてみると「あのね、T先生にお家を作ってあげるんだ!アパートだよ」と予想もしていなかった返事が返ってきました。自分たちの家(基地)でも作るというのならわかるのですが、なぜ1歳児U組のT先生のアパートを作ろうとしているのかは不明ですが、結構な数の丸太をどかし整地した!?「働く男たち」の力に脱帽でした。あそこまで真剣なのですからチェーンソーを使って邪魔そうな丸太を切り、さらにスペースを作ってあげなければならなそうです。
2018年12月20日(木) No.2461 (園長日記)

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