Diary

最後のクリスマス


今日はこれまで何日のかけて準備をしてきたクリスマスページェントを保護者の方々にご覧いただき聖書に書かれているクリスマスの出来事をお伝えする「クリスマス親子礼拝」当日を迎えました。M組・A組のペア、0〜3歳児、N組・H組のペアと3回ページェントを行われましたが、その全てが保護者の方々に「初めてのクリスマス」の出来事を伝えるという責任を果たすことができたことを確信します。そして毎年のことですが、4・5歳児のページェントは子どもたちが大勢の保護者の皆さんを前に緊張しながらも一生懸命に演ずる姿に心を打たれると同時に、これまで導いてくれた先生たちに感謝の気持ちでいっぱいで涙がこぼれそうになります。
 さて、そんなページェントの中で使われる様々なクリスマスの讃美歌にの中に、西日本で初めて男性保育者となった僕の敬愛するI先生が作った曲が複数使われています。100年以上地域の子どもたちを受け入れ保育をなさってきた幼稚園が来年度の園児募集を行わず、今年度を持って休園することになるため、今年のクリスマスは、「最初のクリスマス」の出来事を伝えるための「最後のクリスマス」となってしまいます。そんなこともあり、さぞかし辛く・悲しんでいると思いきや、数日前、電話で話した時先生の声はやり切ったという充実感に満たされていていつもと変わらず、いやいつも以上に元気な様子だったのでホッとしましたが、その心境はご本人でなければわかりません。しかし、我々はI先生の意志を受け継ぎ先生の作ったクリスマスの曲を子どもたちと歌い続けることができますし、しなければならないと心に強く思いました。最後にクリスマス親子礼拝にいらしてくださった保護者の方々や大河原教会の方々、これまで子どもたちを導いてくれた先生たち、そして何より一生懸命ページェントをしてくれた子どもたちに心から感謝します。
2018年12月15日(土) No.2457 (園長日記)

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