Diary

総合商社!?


随分昔、小柄ながら多彩な技を繰り出し、自分よりはるかに大きな横綱を破るなどした力士が「技のデパート」と呼ばれたり、国会で某政治家が某政治家を「疑惑の総合商社」と揶揄し大問題になったりしましたが、保育園の子どもたちを見ていると、園庭でのサッカー、虫取り、ブランコ、おにごっこ、水遊び、お家ごっこ(ままごと)、畑で先生たちと冬野菜の種まき、保育室内でのお絵かきや絵本等々、正に遊びのデパート、遊びの総合商社といった感じがします。一昨日などは保育室で遊ぼう会に向けて絵具を使い紙に色を塗っていた1歳児S組のTちゃんやTちゃんたちが赤い絵具が体中に残った裸んぼのまま砂場で遊んでいましたが、その姿はまるで未開のジャングルの奥地にいる裸族の子どもたちのようで思わず笑ってしまいました。そうかと思えば、今日は5歳児M組のY君とH君が職員室前の水道で金属のボールやふるい、柳の葉っぱを使って夢中になって何かをしているので「何してるの?」と尋ねてみると「えっ!?甘茶を作ってるの!」という返事が返ってきました。石を使って一生懸命に葉っぱを潰していましたが、お茶のような緑色には程遠く、どう見ても怪しげな水にしか見えなかったものの、このお茶作りのために葉っぱを取ろうとして枝が折れてしまうほどだったのですから、本人たちの満足気な様子も納得です。この調子ですと、今後も怪しげな甘茶の密造は続くことでしょう。
 さて、これからの寒さに備え、ずっとサボっていた薪づくりを始めたところ「やってみたい(手伝いたい)」という子どもたちがいたので、のこぎりに手を添えて一緒に切ることにしました。ところが手伝いのはずが一緒にすると一向に切れず、時間も疲労感も一人でするときの倍かかってしまいました。この調子で手伝ってもらいながら薪づくりをしたとすると、冬を通り越し今日から就学児健診が始まった5歳児が小学校入学を迎える春になってしまいそうですので、出来た薪を運ぶことは手伝ってもらうとしても、何とか一人で頑張って切ろうと思います。
 
2018年09月20日(木) No.2395 (園長日記)

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