Diary

小さなお客さん


他の園ではあまり見られない光景かも知れませんが、第一光の子保育園では具合が悪いとか怪我をしたとか、5歳児の当番活動とかいうことではなく、僕がしっかり仕事をしているかどうかチェックするかのように「園長先生何してるの?」と言いながら誰かしら子どもたちがやってきます。どうやらその要因の一つは保育室にはないオモチャで遊んでみたいということがあるようなのですが、今日は特に5歳児N組の子どもたちが入れ替わり立ち替わりやってきて大騒ぎでした。勿論、職員室のオモチャを保育室に運んで遊んでもらっても構わないので、「貸してあげるからお部屋に持って行って遊んだら?」と話すのですが、何故かそれは望んでいないようで「ううんいい!」と言って楽しげに遊んでいるのです。職員室が苦手だった僕からすると何故職員室が楽しいのか不思議に思う反面、こんな風に小さなお客さんたちがやってきて賑わう職員室であることは宝のように思えてなりません。ただし、前述のように他の園や小学校では見られない光景であることは間違いないことでしょう。そう考えると、今日楽しげに遊んでいた5歳児たちが数ヶ月後に就学した時、保育園と小学校とのギャップに戸惑うことも考えられます。きっと明日も小さなお客さんがやってくるかと思いますが、本当の来客があるときは控えることや電話中は勿論大声を出さないことなどを伝えつつ応対しなければ・・・。
 さて、今日はアメリカ同時多発テロから17年、そして東日本大震災から7年半を迎えたことになります。河北新報には震災に関連する記事が掲載されていましたが、アメリカと時差があるからということもあるのか同時多発テロのことは記事になっていませんでした。一方、今朝のNHKのニュースではグランドゼロで亡くなった方の多くの家族が遺骨も遺品も手にすることができず、17年経った今でも亡くなった愛する家族を感じることができるのはグランドゼロであると伝えていました。しかし、事故から17年が過ぎDNA鑑定の技術が進んだことで、今後遺族の元に何かが届くこともあり得ると伝えていました。ぜひそうなることを願いながら、この事件や災害のニュースが風化することがないように大人が伝え続けなければならないことを再認識させられました。先生たちの中には生まれてから数年しか経っておらず、記憶にないということもあるのですから。
2018年09月11日(火) No.2389 (園長日記)

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