Diary
ビックリ
毎年職員室のすぐ近くのチャボヒバ(常緑樹)の根元から伸びてくる紫色の花を咲かせるメドーセージ。今年も枯れることなく例年通り紫色の花を咲かせています。保育園で数年過ごしてきている子どもたちは、毎年誰かが美味しそうに蜜を吸っている様子を見ていることもあるのでしょう、このメドーセージの花がサルビアのように甘い蜜を持っていることを知っていて、花が咲くのを待っています。そのため、花が咲いた途端あっという間に摘み取られ、蜜が子どもたちに吸い取られてしまいます。ところが、5歳児M組のJちゃん、Sちゃん、Rちゃんたちはこの二日間、職員室前のバルコニーに寝そべり砂場で使うステンレス製のボールに水を張り、摘み取ったメドーセージの花を浮かべ、何かを作っているのです。ボールを覗くと底に少し砂が沈んでいるものの、水がほんのり紫色に染まっているので、きっとジュースを作っているのだと思い、「楽しそうだね。ジュース作ってるの?」と聞くと、間髪入れず「違うよ、化粧水だよ!」と言いいながら、その水をピシャピシャと顔に塗っているのです。あまりにも衝撃的な光景に「ねえ、少し砂が入っているし、痒くなったりしたら大変だから、よした方がいいんじゃない?!」と声を掛けたのですが、帰ってきた返事は「だいじょうぶ!だいじょうぶ!」。そして、その次に聞こえてきたのが「やっぱり、今日は暑いから、日焼け止めにしよう!」そう言って今度は腕や足にピシャピシャと塗り始めたのです。そして、この作業、今日も楽しそうに行われていたので「今日もしてるんだ!?」と話しかけると「うん!でもね、今日は暑くないから日焼け止めじゃないんだよ」との返事が返ってきましたが、残念ながら今日はいったい何を作っていたのか定かではありませんでした。いつものことながら、子どもたちの発想力には感服しますが、それ以上に、子どもたちに摘み取られるメドーセージが遊びの教材のために花を咲かせてくれているかのように次々花を咲かせることにもビックリです。
2018年09月07日(金)
No.2387
(園長日記)
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