保育日記

Generation gap

東日本大震災の津波で被災した後、太陽光発電所の建設に向けて造成が行われていた亘理町の工事現場で、今年の春、発見された人の骨を放射性炭素年代測定を用いて鑑定をした結果、少なくとも400年以上前、室町時代の身長150㎝後半の30～50代の女性と分かりました。死因や女性の手がかりとなるような遺品は周辺でみつからなかったということですが、「応仁の乱」や「桶狭間の戦」が起こった時代に生きていた女性の遺骨、歯の状態などから当時の食生活の一端が分かるかもしれないそうです。専門的な事は分からなくとも「当時、身長150㎝の女性だとすれば高身長だったのだろうなあ」そんなことを想像できることから歴史はロマンに溢れていることを感じます。
　さて、数日前から玄関ホールにサンタクロースから届いた手紙が飾られています。そこには筆記体で保育園に遊びに来るということが書かれていますが、先生たちの中には筆記体を習わなかった世代の先生が半数程度いることに年齢差を感じます。また、土曜日の登校についても「登校していた」「隔週で休みだった」「小学校2年生までは登校していた」「完全にお休みだった」と世代によってバラバラ。円周率の値は今のところみんな3.14で習ったようですが、これがGeneration gapということなのかも知れません。室町時代や団塊世代の方々と文化や考え方や生き方は違うのは当然であり「バブル世代」「ゆとり世代」などと言われる時代に育ってきた職員がいるからこそ、考え方に多様性が生まれ楽しいのでしょう。さて、皆さんは何世代ですか・・・？

2017年12月21日（木） No.2213 (園長日記)

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