Diary

肌身離さず


いよいよ今週末にクリスマス親子礼拝を迎えることもあり子どもたちの姿から喜びと不安と緊張感が混ざった何とも表現することが難しい様子が見て取れます。そんな子どもたち以上に先生たちの表情から緊張感が伝わってくるのですが、特に何をするにも真面目でいっぱいいっぱいになってしまいがちの4歳児H組のY先生は今朝出勤する際、ページェントで歌う讃美歌を覚えているのか台本を確認しているのかファイルを開きながら歩いて来るではありませんか。そんなY先生に薪割りをしながら「おはようございます!朝から凄いね!でもせっかくだから歌いながら出勤すればいいのに!?」と声をかけると近くにいた保護者の方にも声が聞こえたようで笑顔に包まれました。しかし、Y先生は照れくさかったようで顔の前で手を左右に振り「いえいえ」と否定しながら玄関に向かっていきました。ところが、薪割りを程々で終え園庭に戻ってみるとY先生はまたしても先ほど持っていたファイルを抱えながら子どもたちとすごしているのです。この真面目さ一生懸命さはまるで二宮尊徳(二宮金次郎)のように思えたので「何だか二宮金次郎みたいだね」と声をかけると今度は近くにいた先生たちが笑っていました。Y先生はファイルを持っているというだけで不安が取り除かれ安心できるため肌身離さず抱きかかえているのかも知れませんが、そのことによっていざというときファイルを開いて譜読みや台詞の確認もできる利点があるのしょう。こんな風に先生たちが週末のクリスマス親子礼拝に向けて心の準備をしているというのに、昨日、今日と熱を出し早退する子どもや欠席する子どもが急に増え、その中にインフルエンザと診断された子どもたちが出てきました。毎年このクリスマスの時期になると流行り出すインフルエンザ、この調子で罹患者が増え続けるとなった場合、ペアクラスによっては開催を延期する判断をしなければならなそうです。
2017年12月14日(木) No.2207 (園長日記)

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