Diary

おとうさんといっしょ!?


いつもお父さん・お母さんと一緒に笑顔で登園してきてくれる2歳児H組のE君S君。ところが今日E君は少々ご機嫌斜めだったらしく、S君がいつものように保育室へ行ってもE君は車から降りたがらず「行かない」と大泣きしている様子。しかし、お父さんもお母さんも仕事に行かなければならないためなだめながら抱っこして保育室へ行くものの「嫌〜っ!行かない」と泣いているのです。そんなE君を朝番担当の先生たちが受け入れ、「おとうさんのところにいく」と言って泣きながらお父さんを追いかけるE君をW先生が抱っこして玄関までいくのですが、なかなか泣き止みません。そうする中、次々と子どもたちが登園してくるので「E君、園長先生とおとうさん追いかけようか?」と声をかけてみました。すると、「うん」と言って僕の方に手を伸ばすので、W先生からE君を預かり「じゃあ、外は寒いからジャンパーを着て、帽子を被って行かなきゃいけないけど、どこにジャンパーあるか教えて」と言うとそれまで抱っこされていたのに保育室前まで自分で歩きジャンパーを取り、帽子を被り外へ行く気満々!そこで、僕もジャンパーを着て園庭から隣接する体育館へ散歩に出かけました。すると、つい先日焼き芋をしたときに使ったドラム缶製のBBQコンロ(かまど)を見つけて指をさし「これで焼き芋した」と言ってニコニコし始めました。これで半部以上気持ちが切り替わったことを確信し「そうだね。これで焼き芋したよね。」「うん」「これお顔に見えない?」など顔に見えるドラム缶コンロのことを話しながら散歩を続けていると、T組のS先生とS君がGood-timingで「Eちゃん戻っておいで!」と声をかけてくれたのです。この一言ですっかり気持ちが保育室へと向かったようで「じゃあ、そろそろお部屋に帰ろうか?」と聞くと、それまで大泣きしていたとは思えないほどの笑顔で「うん」と返事が返ってきました。その後は言うまでもなく靴を片付けS君をはじめE君を待っていてくれた子どもたち、先生たちのところへ帰ることが出来ましたが、後ろ髪を引かれながら出勤したお父さんとお母さんはE君がどうしているか気が気でなかったことでしょう。「おとうさんといっしょにシールを貼りたかった」と言うE君、そして、そう言ってもらえるお父さんなんと幸せなことでしょう。そう思わせてもらうことができた朝でした。
 さて、夕方は子どもたちが待ちに待った🎄Christmas-marketでしたが、事前に欲しい商品を品定めをしていた方々は開始時間の4時前にお見えになってくださっていたようでopen時は駐車場や会計が混み合うほどでした。そんなmarketに来てくださった5歳児M組のK君のお父さん・お母さんは今日が結婚記念日だそうです。そんな日に園行事(market)が開催されたことは早く仕事を終えて帰ることができる理由ともなりお母さんにとってとてもluckyだったようです。Kちゃんもお兄ちゃんもお母さんもお買い物を終えニコニコしてお帰りになりましたが、お母さんとお父さんは帰宅後はきっと素敵な結婚祝いをすることでしょう。
2017年12月01日(金) No.2198 (園長日記)

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