Diary

子どもの感性


先週来、未満児クラスのトイレや洗濯機の排水がスムーズに流れず、終いには職員室の流しからは悪臭が漂うようになりました。一体何が起こったのか一生懸命に原因究明に当たったものの明確な原因が掴めなかったため、業者に電話しました。ところが、業者も忙しいらしくすぐには来てもらえず、今日を迎えました。そこで、今朝、再度あちこち原因を探り、それらしき原因をみつけました。そこで、園舎の建築の際、現場監督をしてくださった施工業者のKさんに連絡し、相談してみるとすぐに様子を確認しに来てくれました。ところが、僕が考えていた原因と流れの悪さは直接の関係はなく、別なことが原因であるということで、2人であちこち原因究明に当たったところ、何と、マイナスドライバーでもなければ子どもたちが開けることなどできないと思われる直径20cmほどの蓋を開け、枝や石や板を詰め込んでいたのです。そのお陰で下水が堰き止められトイレや洗濯機の排水がうまくいかず、職員室の流しからも臭いが逆流していたようなのですが、蓋を開け結構な深さの塩ビ管の中にとんでもない品々が詰められている光景を見つけ、2人で笑ったのですが、「これ、子どもたちが開けたんですよね?すごいですよ!」「きっと、これは他の園では絶対にあり得ないと思います」と驚きとお褒めの言葉!?をいただくことになりました。こんなことは想定外でしたが、改めて子どもたちの感性に驚かされ、今後の対策を検討しなければならなくなりました。また、今日の給食で提供されたイカリング(フライ)を一口かじった4歳児A組のK君はイカリングがU字型の磁石に見えたようで「園長先生見て!磁石みたいだよ」と喜んでいました。その横でイカリングが大好物だというHちゃんは「園長先生、私これ大好き!」といってイカリングを指差し、別なおかずから食べていました。ということは、Hちゃんはきっと好物を最後に食べるということなのでしょう。下水の詰まりもイカリングも子どもの感性って本当に面白いそう思わせられる出来事でした。
2017年11月27日(月) No.2194 (園長日記)

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