Diary

ようやっと


小さく狭い国とはいえ、様々な方言がある日本、仙台と大河原でも結構違いがあるものですが、関西の言葉となると東北の言葉と全くと言っていいほど違います。ことろが、関西からさほど遠くない高知弁はイントネーションこそ関西の言葉と同じですが、語尾や文中にネズミ・ネコ・ライオン・サルという4種類の動物住んでいるということを以前高知に伺った時に教えてもらいました。「それやッチュウかや!」「そうやニャー」「それってそうなガァ〜??」「そうやキー!!」などのように・・・。そんな楽しげな高知弁を期待していたのに、この2日間ご一緒させていただいている間、先生たち同士で話をする時には高知弁で話している様子でしたが、気を遣ってくださっているのか僕と話す時には全くと言っていいほど動物たちが出てこないのです。しかし、亘理町と山元町の施設を訪問させていただいた後、我が園にお立ち寄りいただき施設見学とY先生、C先生の両主任に震災当時のことを話してもらった際、緊張のあまり、手が震え、汗が噴き出すC先生の様子に一気に和んだのか、園から仙台に戻る車の中やご一緒させてもらった夕食の時には仙台にいることを忘れてしまうように高知弁が飛び交いました。こんな風にようやっと緊張感が解れてきたというのに、明日、高知へお帰りになってしまいます。一期一会に感謝するとともに、この数日間の被災地訪問が新園舎建設のために少しでも生かされ、先生方の園の子どもたちや地域のための保育園になることを願わずにはいられません。
2017年11月17日(金) No.2189 (園長日記)

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