Diary

久しぶりに本気でダッシュ!?


今朝のことです。朝番担当のT先生が早い時間からトレードマークである迷彩のジャンパーと帽子を脱ぎ、5歳児の子どもたちと「ケイドロ」をして遊んでいました。ところが、警察役のT先生に対してどう考えてもドロボウ役の子どもの数が多いこともあり、捕まえた子どもたちを車掌車に閉じ込めてもすぐに仲間が助けだしてしまうため、捕まえても捕まえても必至に追いかけ回らなければならないのです。そこで、放射線量の計測を終えた後、T先生と一緒に警察として遊びに仲間入りさせてもらい子どもたちを追いかけることにしました。すると、それまでとは違い思うように逃げられず全員を捕まえることができるようになったのですが、賑やかに走り回る様子を見て4歳児なども次々と遊びに加わり子どもたちがまた増えてきました。こうなるとすばしっこい子どもを2人だけでは辛いので、4歳児の担任のY先生やM先生、5歳児N組のM先生を巻き込み、みんなで本気で追いかけました。大人が5人もいるとはさみうちにしたり、車掌車に助けに来る子どもたちを捕まえたりできるので圧勝することになります。すると「先生たちずる〜い!」とか「園長先生、『おじいちゃんだから走るの遅い』って言ってるけど、遅くない!」と怒り出す子も出て来るのです。そこで、今度は大人5人がドロボウになって逃げることにしましたが、あっという間に全員逮捕され車掌車へ護送されることになりました。これこそまさに「多勢に無勢」という感じでしたが、子どもたちには大人が本気を出すと凄いって事を知ってもらったと思います。
 さて、ケイドロをして遊んでいた子どもたちの命を守るために、大河原警察署の生活安全課の職員と防犯ボランティアの方々にいらしていただき防犯教室を開催してもらいました。今回も人形劇を通し「いかない、のらない、おおきなこえをだす、すぐにげる、しらせる」のかしら文字をとった「いかのおすし」の防犯標語を再確認・再認識させてもらいました。中には劇を見た後すぐだというのに「お菓子あげるから・・・」というデモンストレーションの誘惑の言葉に「うん」と返事をしてついていく子がいたのには先生たちも警察の方もびっくりでしたが、いざという時には「いかのおすし」を思い浮かべ、朝のケイドロよろしく捕まらないように逃げてくれることでしょう。
2017年11月15日(水) No.2186 (園長日記)

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