Diary

難しい


神奈川県座間市で起きた残忍で猟奇的な殺人事件に怒りを覚えます。これから楽しい人生があったであろう亡くなった方々の無念、突然家族を失ったご家族の悲しみや悔しさや怒りを思うと言葉もありません。もし、自分の家族や同僚が犠牲になったなら、ということなど考えられませんが、もしそうなった場合、事件内容から考えても気が狂ってしまうことと思います。一方、容疑者の男性の家族や親戚は、生活が一変し、これからの生活の大変さは想像を絶するものになることでしょう。この事件が発生して以来、なぜこんなことが起きてしまったのか考えさせられるとともに、被害者の写真(学生時代のものを含め)を使った連日の報道が被害者のご家族の気持ちを逆撫でするかのように感じ、写真を使った報道方法の必要性やあり方に疑問を感じます。そして、偶然にも先週末(土曜日)の研修会や今日の祝福礼拝で語られた聖書の箇所(テサロニケ人への第一の手紙5章16節〜18節)の「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。どんなことにも感謝しなさい」という聖句でしたが、この聖書の箇所を聞くたび、悲しいときや苦しいときに「喜び」「感謝する」ことの難しさを感じてしまいますが、ましてや東日本大震災や今回の事件の被害者家族のことを思うとなおさらです。
2017年11月14日(火) No.2185 (園長日記)

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