Diary

お〜い!


園舎の移転新築後、これまでの園庭の変化などを記録すべく、園舎東側の山に登り春夏秋冬の移り変わりを毎年欠かさず写真に収めています。今朝は空気が澄み園庭から蔵王がきれいに見えていたので、落ち葉掃きや放射線量の測定後、久しぶりに山に登ることにしました。すると、線量を計測しているとき一緒にいた5歳児N組のSちゃんと3歳児H組のH君が「ねえ、園長先生、今度はどこ行くの?」と尋ねてきたので、「今から山に登ってお庭の写真を撮ろうと思うんだ」と答えると「一緒に行く」と言うのです。「高いから怖いかもしれないけど大丈夫?」と聞くとニコッと笑い、自信たっぷりに「うん!」と言うので「よし!じゃあ行こう」と3人で斜面に架けてある梯子を上り始めました。すると、それに気づいた子どもたちがフェンス越しに「僕も(私も)行きた〜い」と騒ぎ始めました。しかし、2人を山に置いたまま子どもたちを迎えに行く訳にはいかないので「じゃあ、誰か近くにいる先生たちに聞いてみて」と返事し、先に山を登ることにしました。すると、程なくして子どもたちの声が聞こえてきたかと思ったら、声を掛けられたと思われる迷彩のジャンパーを着たT先生と共に結構な人数の3・4・5歳児が登ってくる姿が見えてきました。転げ落ちないように真剣に登ってくるその姿はまるでサバイバルゲームか野営訓練といった様相。それでも、園庭を見下ろすことができるてっぺんまで登るとそれまでの緊張した表情が一気に緩み、園庭から「僕たちも行きた〜い」と叫ぶ子どもたちに向かって自慢気に「お〜い!」と手を振っていました。しかし、山は登るときより下りが大変!そんなこともあり、ついさっきまで笑顔で手を振っていた5歳児までもが「怖〜い」と言うほどでした。それでも誰一人転げ落ちることも怪我をすることもなく無事園庭に戻ってくることが出来ました。たった30分程度の山登りでしたが、3歳児を気遣いながら上り下りする姿や斜面に落ちたどんぐりが芽を出していることに気づくことができました。今日は歯科健診があり、受診時間の関係で登ることができなかった子どもたちも多かったので、今日登れなかった子どもたちを連れて次回またみんなで登ってみたいと思います。
2017年11月10日(金) No.2183 (園長日記)

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