Diary

失念していた大切なこと


今日、嬉しいことがありました。それは卒園児S君(現在小学校3年生)のお母さんがS君が幼い頃に読んでいた絵本とサイズが合わなくなり履けなくなったスノーブーツ(数回しか履いていないもの)を持久走大会の応援に行くという忙しい時間にわざわざ届けに来てくださいました。数年ぶりにお見えになったこともありS君が在園していた当時と随分違う園庭に驚き、目を輝かせながら「うわ〜素敵!Sもここで遊ばせたかった」とか「Sが結婚したら、まずは保育園に連れて来ますので、それまで園長先生いてくださいね」と嬉しいようなプレッシャーになるようなことを言われました。今でも絵本が大好きだというS君、今日届けて下さった絵本はお母さんがS君と「これは良い」「これはまだ」と確認して持って来て下さったとのこと。お母さんは自分が読んであげたという思いや思い出があるのでしょう「私は何となく寂しいのですが・・・」と言いつつもご持参くださったようです。絵本は腐るものではないので財産となり、彼が父になるった時、子どもに自分が読んだ(読んでもらった)絵本を読んであげることもできるはずです。そして、僕はそうして欲しいと思った一方、S君が保育園にならOKと判断したのですから喜んでいただき、大切にしたいと思いました。S君とS君のお母さんの思いから、改めて私たちの保育園は保護者の方々や地域の方々に支えられていることを再認識・再確認しました。S君、そしてお母さん本当にありがとうございました。
2017年11月02日(木) No.2178 (園長日記)

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