保育日記

「三度目の正直」は「初めての経験」

今日は5歳児が待ちに待った遠足の日！本当であれば10月20日に出かけていたはずでしたが、予定していた日が雨に降られるなど二度も延期し、お弁当も二度ご準備いただいた経緯があったので、今日はお弁当ではなく給食を食べる時間には戻ってくるという短時間に変更したスケジュールで出かけました。それでも園から大河原駅まで歩き、大河原から次の駅（船岡）まで電車に乗り、電車を降りてからもバスが待機しているところまで歩き、目的地である「太陽の村」へ向かいました。実は太陽の村これまで名前は聞いたことはあっても行ったことがない所だったこともあり、子どもたち以上にワクワクドキドキして出かけました。子どもたちを乗せた後、住宅地を抜け山道を登ること10～15分、太平洋が望めるような結構な高さまで登った所に、起伏に富んだ広大な敷地の「太陽の村」があり、そこには散策道や東屋、芝生が敷き詰められるなど整備された環境がありビックリさせられました。子どもたちの中にはこれまで家族で来たことのある子も多く、到着後の集合写真撮影よりもすぐに遊びたくて仕方がないといった様子が見られました。写真撮影後、宮城県内に数えるほどしかないというお椀を伏せたような形の「ふわふわドーム」というトランポリンのような遊具で遊んだり、結構な傾斜角の坂でソリ滑りをしたり思う存分遊びましたが、最初にソリ滑りができる坂を見た時、その角度からもの凄いスピードが出て止まらなくなり大変なことになるのではないかと思い、僕も滑ってところ、安全のために滑りにくい種類の芝が植えられているのか、子どもたちに背中を押してもらわなければならないほどでした。ただ、冬、この斜面に雪が降り積もった時にソリ滑りをする姿を想像すると、止まらずフェンスや木に激突しとんでもない怪我をするか、反対にア◯プ◯の少女ハ◯ジに登場する、山羊飼いの男の子ペ◯タ◯のように上手に滑る姿が思い浮かびました。初めていった「太陽の村」ですが、近隣にこんな素晴らしいところがあるのですから、今後親子遠足の候補地として考えてもいいような気がしました。ただし、数十㍍ある坂を上り下りするだけで筋肉痛になる可能性があること、ふわふわドームで遊んだ後、揺れることのない地面に降りた時、船酔いをしたような感覚に襲われる覚悟が必要ですが・・・。
　さて、話は変わりますが、4歳児A組のM先生に昨日から明日までの日程で東京で開催されている研修会に参加してもらっています。そんな時は担任の先生の代わりに代替先生が保育に入り過ごしてくれますが、Yちゃんは2日間M先生がいないことが寂しいのか今日降園する際、職員室にいた僕にこんなお願いをして来ました。「ねえ園長先生、バスでM先生迎えに行きたい」とです。もちろんYちゃんはM先生の代わりにクラスに入ってくれている先生が嫌とか嫌いということではなく、少しでもM先生に早く帰って来て欲しいという思いが「バスで迎えにいきたい」という言葉につながった、また、それほどYちゃんとM先生の間に信頼関係ができているということに他ならないということでしょう。そんなYちゃんの思いを理解しながら「バスでお迎えに行くより、新幹線で帰って来たもらった方が早く帰ってこられるんだけど、どうする？」と尋ねてみると、一瞬考えてから「新幹線で帰って来てもらう」と答えが返って来ました。それにしても、こんな風に子どもたちから慕われてるM先生本当に幸せです。

2017年11月01日（水） No.2176 (園長日記)

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