Diary

今週は早い


つい先日新年を迎え「あけましておめでとうございます」と挨拶を交わしていましたが、そんな1月も早いものですでに中旬、特に今週は何かしら予定が入っているためなのでしょう、あっという間に毎日が過ぎているように感じます。ところが、保育界は入園式など新しい子どもたちを受け入れるための準備を行いながら、保育参観や卒園・進級など、年度末の大切な時期を迎え、先生たちにとってこれからが本当に忙しい毎日となります。主任のY先生は来年度の年間行事予定表作りや来月行われる入園説明会に向けた資料の確認などをしながら、クラスにサポートに入らなければならないこともあり僕以上に大忙し。唯一今月末に保育参観が予定されている5歳児の2人の担任は子どもたちとその日のための話し合いや準備、そして就学に向けて小学校で行われる幼児施設の話し合い(幼少連絡会)のための資料作りに奮闘しています。一方、子どもたちからは保育参観におうちの方々が来てくれることや進級できることを心待ちにしている様子が感じられますが、毎年のことではありますが5歳児の中には小学校へ行くことへの不安や緊張を抱いている子どももいるようです。あっという間に過ぎていく毎日ですが、子どもたちが喜んで過ごすことができるよう願わずにはいられません。
 さて、今朝のことです。僕が出勤するのとほぼ同時にお母さんに抱っこされて0歳児A組のHちゃんが登園して来たのですが、「おはようございます」と挨拶を交わすと、お母さんが間髪を容れず「どうして電車の屋根にブルーシートをかけているのですか?」と質問してくださいました。そこで「実は雨漏りがひどいので屋根や床がこれ以上痛まないように春まで覆っておいているのです」とお答えすると「そうなんですね。Hが屋根を見て『帽子・帽子』と言うもので」と教えてくださったのです。0歳児のHちゃんが車掌車の変化にちゃんと気づき「なぜ」と思ってくれていること、また、車掌車の屋根のブールーシートを自分たちがかぶる帽子と重ね合わせて表現している(できるようになっている)ということに嬉しさと成長を感じました。「そんな素敵な表現ができる、感覚が持てるのは子どもの時期だけだろう」そんなことを思いながら改めて車掌車を眺めたところ、確かに寒さをしのぐため綿帽子をかぶっているように見えて(思えて)来ました。春になったらHちゃんも喜んで遊べるように手入れをしなければならないことを改めて決意させてもらう朝となりました。
2017年01月18日(水) No.1981 (園長日記)

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