Diary

ちいさいおてて


昨日までお休みだった子どもたちの多くが今日から登園するようになり、心なしか静かだった保育園に賑やかさが戻ってきました。特に園庭では3歳児H組の子どもたちが転任の先生たちと一緒に凧(カイト・洋凧)揚げを始めたのですが、風がなかったこともあり、子どもたちが小さい手で代わる代わる糸を握り園庭を走り回ることになってしまいました。ところが、本当に飛んでいるかどうか確認しようと後ろを振り向き凧を見た途端、凧が失速し墜落!?そんなこともあり自分の凧が飛んでいるかどうかを知る手立ては、周りで見守っている子どもたち・先生たちの「飛んでる!飛んでる!」の声ということになります。それでもみんなが良い顔をして走る姿に薪割りをしていた僕も思わず笑顔になりました。
 そうかと思うと2歳児T組の子どもたちや1歳児U組の子どもたちは型抜きやシャベルやスコップを手にし、砂場だけでなく園庭のいたるところで砂遊びに興じていました。こんな風に外遊びができるのも雪が降らず温かい日が続いているからのこと。しかし、日曜日と翌日の成人の日は雪が降るとの予報が出ていることもあり、車掌車の雨漏り対策とダメージを少しでも減らすため、昨日・今日2日間かけ屋根をブルーシートで覆いました。新年度を迎えたらできるだけオリジナルを守り当時の雰囲気を残しながら屋根も床も壁も修理したいと思います。
 さて、今年度保育園に入園された保護者の方々の中には、クリスマス礼拝を終えた後もクリスマスの飾りつけがされていることに疑問や違和感を覚えた方もいらっしゃったかと思いますが、教会では今日までがクリスマス(国によっては今日をクリスマスとして祝っているところもあります)とされているため保育園でもそれに倣って飾りつけがされていました。そんな装飾でしたが、玄関のクリスマスツリーをはじめすべてを片付けました。そして、給食を食べ、焼却場にごみを処分しにでかけた後、園庭のモミの木に取り付けていた電飾を片付けるためにジャンパーを着ようと職員室を出ると、お昼寝を終え午後のおやつを食べようとしている0歳児A組の保育室から、担任のC先生とサポートに入ってくれたY先生(本来は2歳児H組)が歌う「♪ちいさいおてて」という幼児さんびか聞こえてきました。ところが、その歌声はやけにキーが低い(原調ではないと思われる)あまり嬉しそうに思えない「ちいさいおてて」だったこともあり思わずおかしくなってしまいました。それでも途中でキーを上げてもらうわけにもいかず、お祈りが終わるのを待って「どうしたの?ずいぶん低い声で歌ってたね!もっとキーを上げればよかったのに!」と笑いながら話すと2人も思わず大笑い!!そんな様子を見ていた子どもたちは口を開けぽか〜んとしていました。何はともあれ、園のあちこちから子どもたち・先生たちの笑顔と笑い声が響き、お休み前の保育園に戻ったことを実感し嬉しくなりました。連休明け、またみんなが笑顔で登園・出勤してくれますように・・・。
2017年01月06日(金) No.1974 (園長日記)

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