Diary

関心と感心


春には5歳児の子どもたちが味噌を作り(仕込み)、初夏には多くのクラスで、夏祭りに向けてうめジュース作りに取り組み、4歳児の2クラスの子どもたちは梅干し作りに挑戦。その他にも5歳児はお泊まり保育を迎えるまで何度となく羽釜を使ってご飯を炊いたり、畑で育てている野菜を収穫して様々なお料理に取り組んだりする我が園の先生と子どもたち。近年では多くの保育園、幼稚園で食育の一環として、クッキーを作リなどクッキングに取り組むようになりましたが、羊毛やフェルトでの人形作りなど、その出来栄えからもお店を出せるのでは!?と思うほどの器用さの持ち主である4歳児H組のN先生。このN先生はそんじょそこらの保育所・幼稚園では作ることがないと思うような料理に取り組んでくれます。前述の梅干し作りも昨年N先生が始め、今年も取り組んでくれたことです。その他にもポップコーン用のトウモロコシを育て、これまた美味しいポップコーンを作り出しました。そして今日はな・な・なんと、畑で育てた青しそと、昨年度卒園した子どもたちが作った味噌を使って、しそ巻き(しその葉で味噌を巻き油で揚げたもの)作りをしたのです。その出来栄えはといえば家事歴何十年といった方が作ったような代物で、決して20歳代の若者が作ったものとは思えないのです。今の時代、インターネットを駆使すれば様々な料理のレシピを検索できるので、しそ巻きも作ることは容易いのかと思いますが、N先生の場合はきっと全て家庭での生きた経験の賜物!その様々な経験・実体験を生かし、子どもたちの興味・関心に結びつけてくれていることに嬉しさを覚え、感心させられます。しそ巻きの他に、今日は0歳児クラスから、子どもたちが育てているモロヘイヤ入りの納豆もお裾分けでご馳走になりましたが、これもまた美味しく頂くことができました。これからもまだまだ野菜の収穫は続くでしょうから、先生たちが子どもたちの興味関心を生かしながら、神様からの恵みに感謝して美味しく食べて欲しいと思います。
2015年08月26日(水) No.1627 (園長日記)

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