Diary

上を向いてあるこう!


東日本大震災から4年5か月を迎えた昨日、岩手県から福島県の沿岸部の数か所で東日本大震災による犠牲者の追悼と復興への願いを込めた花火が打ち上げられました。この催しは2011年8月11日から今年で5回目となるらしく「東北を、日本を、花火で、元気に」をスローガンに打ち上げられているそうです。
 主催者は、「東日本を襲った未曾有の地震と津波に被災されたひとりひとりが、ふたたび未来へと歩みはじめるきっかけをつくりたい。被災地の悲しみや苦しみが、私たちの想像をはるかに超えるものだとしても、これまでと同じように、生きること、生き続けることの先には、希望や喜びがある。そんな当たり前のことを改めて感じる機会をつくりたい。」との思いを込めているようです。
 さて、このイベントで歌われている曲に“空に花、大地に花”という以下のような歌詞の素敵な曲があります。

作詞:福原美穂
作曲:Woo Philip / KEN for 2 SOUL MUSIC / 福原美穂 / JAY'ED
あぁ 忘れられない思い出や
悲しみや別れがあったとして
でも 上を向いて時間をかけて
笑おうとすることを
誰が無意味だと
それが無理だと決めつけた?
踏まれても咲く花がここにあるのに
空を見上げよう 皆で
今年も夜空に夏の花、咲いた
君の笑顔を照らすのは
決して諦めなかった誰かの勇気
そう 生きることは
生き続けることは時々、難しい
でも 上を向いて
涙を拭いて立ち上がっていくことを
誰が無意味だと
それが無理だと決めつけた?
踏まれても咲く花がたくさんあるのに
忘れられないと嘆くより
忘れない強さを誇りに笑おう
君の笑顔を照らすのは
大丈夫、大丈夫って歌う 花火の音色
想いは繋がってく 小さな蕾が
悲しみの果てに ほら、開いていくよ
ねぇ君に笑っていて欲しい
花のように 強く強く
空を見上げ 流れ落ちる
涙よ届けと 夏の花、咲かそう
君の笑顔を照らすのは
決して諦めなかった誰かの勇気
忘れられないと嘆くより
忘れない強さを誇りに笑おう
君の笑顔を照らすのは 大丈夫、大丈夫って歌う
あの夏の花火の
この夏の花火の
見上げてるみんなの
繋がった想い

 広島や長崎では悲惨な原爆投下により亡くなった方々を悼み歌い継がれている曲があり、阪神淡路大震災の後にも素晴らしい曲が作られ、歌い継がれるようになりました。実は東日本大震災後にもM学院女子大学音楽科の学生たちが素敵な曲を作りましたが、みんなが歌えるような曲ではないためか、歌い継がれるというところまで至っていないのが現状のようです。
 継続して何かを続けるためには様々な困難があろうかと思いますが、これからも毎年8月11日に鎮魂と復興を祈った花火が打ち上げられること、そして、この曲が歌われるようになることを願うものです。
 今日は30年前に日航ジャンボ機が御巣鷹山に墜落した日です。今朝車で出勤する際、FMラジオからこの墜落事故でお亡くなりになった坂本九さんの歌う“上を向いて歩こう”が流れてきました。震災被害を受けた方々や墜落事故で家族を失った方々が、少しでも上を向いて歩くこと、花火を見て歓声を上げることができますように・・・。
2015年08月12日(水) No.1618 (園長日記)

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