Diary

認めてもらえた!?


人間が動物たちの住んでいた山などの環境を壊したことで木の実などの食べ物が少なくなったたからなのか、人間の作る食べ物の美味しさに魅了されたのか、ここ数年、熊や🐗イノシシといった野生動物が人間の住んでいる地域に出没するというニュースが新聞やテレビで伝えられます。しかも、時には山菜取りの最中に熊に出くわし襲われ怪我をしたと聞くと、改めて自然(野生動物)は人間だけのものでないことを感じさせられます。しかし、動物たちも人間と出くわし驚いたり、親として必死に子どもを守ろうとしたりするからの結果。これは野生動物に限らず動物園で飼育されている動物でも同様で、飼育員でもしっかりとした信頼関係が構築されていなければ危険な目に会うことでしょう。
 さて、そんな動物と比べることは適切ではないかと思いますが、一ヶ月半前に弟が生まれお兄ちゃんになった4歳児H組のR君は昨日、お母さんが出産後始めて保育園に赤ちゃんを連れて来たことが嬉しくて仕方がなかったようで、僕の顔を見るたびに「ねえ、園長先生、Rの赤ちゃん見た?」と聞くので「うん見たよ!」と答えると「お迎えの時、赤ちゃん触ってみたい?触っていいよ!抱っこしたかったら抱っこしてもいいよ!」と、それはそれは嬉しそうに、そして自慢げに話してくれるのです(他の先生たちにも)。もちろん、R君がいくら嬉しくとも見ず知らずの人に「赤ちゃん触っていいよとか抱っこしていいよ」と言うはずはないことでしょう。ということは、僕を含め先生たちはR君に認めてもらえたということ!?こんなことは野生動物ではあり得ないことでしょうし、人間ならではの姿なのかも知れません。そんなわけで、R君ご自慢の赤ちゃん抱っこさせてもらいました。R君ありがとう!このままずっと弟想いの優しいお兄ちゃんでいてください!
2015年06月30日(火) No.1585 (園長日記)

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