Diary

それだれの?


いつものように園庭の線量を計測していると、4歳児クラスのピンク色の帽子が落ちていました。だれの帽子か名前を見てみると、A組のN君の名前が書かれています。ところが帽子が落ちていた辺りを見回してみても近くにN君の姿はありません。そこで拾った帽子をウ⚪︎ト⚪︎マ⚪︎風に被ったまま計測を続けていると、多くの子どもたちが“園長がまた変なことを始めた”と思ったようでニヤニヤ笑いながら「ねえ、園長先生どうして帽子かぶってるの?」とか「だれのぼうし?」とか「変なの!?」と話掛けてくるのです。その中に帽子の持ち主であるN君がいたのですが、N君は自分が帽子を落としたことに気づいていないらしく、ましてや僕が被っている帽子が自分のものだと疑うことなくまた遊び始めるのです。それくらい夢中になって遊んでいたということの現れなのですが、福島県須賀川市出身で特撮怪獣映画や特撮テレビ番組の第一人者であった円谷英二氏が作ったウ⚪︎ト⚪︎マ⚪︎もシリーズ化が進み、僕が全く知らないものになっていたということは、あの帽子のかぶり方を見て「変なの!」という表現は言い得て妙ということだったことに気づかされました。
2015年06月26日(金) No.1583 (園長日記)

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