Diary
訓練で学ぶこと!?
1978年6月12日に発生した宮城県沖地震から37年目の今日、“県民防災の日”ということもあり県内各地で防災訓練が行われたようですが、保育園でも大河原消防署の署員にいらして頂いた中で0歳児から5歳児の子どもたちが参加する合同避難訓練を行いました。子どもたちは避難訓練が行われることは聞いていたものの、実際に非常ベルが鳴り、普段聞こえることのない園内放送で避難するようにアナウンスされると、一階の保育室からは「こわ〜い」という声や鳴き声が響きました。また、いつも元気で賑やかな二階の保育室の3〜5歳児の子どもたちも、さすがに緊張感が張り詰めたようで、先生の話をしっかり聞き、話したり騒いだりすることなく、避難場所となった東部体育館の駐車場の大きな桜の木のところまで避難でき、避難した後も僕の話や消防士さんの話を真剣に聞いてくれました。先生たちの中には本当に慌てて飛び出してきたのか裸足で避難している姿も見られ、ましたが、そんな姿から4年前に起こった東日本大震災の時に子どもたちを抱きかかえ裸足のまま必死に避難してくれた先生たちの姿が重なり合いました。
さて、昨日の夕刊に宮城県沖地震には大きな地震が起きる37年という平均的な間隔、周期性があるという小さな記事が掲載されていました。その間隔、周期がきっちり37年だとすると今年に該当すると・・・。そうではないように願い祈りながらも、我々大人はいつなんどき災害があっても慌てることなく避難できるようにしなければならないことを再認識・再確認させられました。そして、途中雨がぱらつくことがありましたが大きな桜の木が子どもたちのための大きな傘の役目をしてくれたことになり、植物の力や不思議をも感じることができました。
2015年06月12日(金)
No.1573
(園長日記)
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