Diary

何事も経験


5歳児のN組とM組の子どもたちは5歳児の恒例行事になったお泊まり保育に向け話し合いを重ねています。家族と離れ、クラスの友達と担任の先生たちと保育園に一泊するこのお泊まり保育で楽しく過ごすために重要になることの一つに、家族の方や厨房の職員の手を借りることなく自分たちで夕飯を作らなければならないということがあります。いつもならば「⚪︎⚪︎が食べたい」といえば食べたいものを作ってもらえても、この日ばかりはそうはいきません。そのために今日2クラスの子どもたちは、話し合いをして食べたいメニューとして出た“たこやき”作りをしました。嬉しいことに職員室の僕たちのところにも、お裾分けとして“たこやき”と“お好み焼き”を運んできてくれました。美味しくできたことは間違いなかったのですが、当日自分たちのお腹を満たすためには、とても大変なことに気づいたことと思います。お泊まり保育まで時間があるうちに美味しく作るだけでなく、大人数分の食事を作ることがいかに大変なことなのかに気づくことが大切なのです。そのために担任の先生たちは「“たこ焼”を食べたい」という子どもたちの声を尊重して“たこ焼”作りをしたのです。これできっと子どもたちから「お泊まりの時に“たこ焼”を食べたい」という声は出てこなくなり、実際にできそうなメニューに絞られていくことでしょう。しかし、関西(大阪)においては「お泊まりの時に“たこ焼”を食べたい」という声が出たとしても特別なことではなく、しかも、絶対にできない(難しい)という判断になることはないでしょう。さて、今年のお泊まり保育の日の夕食、どんなメニュ^になることやら・・・。
2015年06月10日(水) No.1571 (園長日記)

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