Diary

今日は何の日!?


10月も今日が最終日、当然明日から11月ということになります。これまでオレンジ色のカボチャやコウモリの黒を基調としたハロウィンカラー(オレンジ色は収穫を黒は死を意味する)に彩られた仙台駅周辺や街中の商店街のディスプレーも間違いなく今夜のうちにクリスマスのディスプレーに代わり、明日の朝には赤や緑といったクリスマスカラーに彩られたディスプレーに一変していることでしょう。海外の文化の一つであるハロウィンの本当の意味を知らないのに、一体なぜがこんなに騒がれるようになり、日本の生活、保育の現場にまで影響を及ぼすようになったのか違和感や疑問を覚えなくもありませんが、日本の文化に誇りを持ち大切にしながら、先生たちがしっかりとした目標やねらいを掲げ、子どもたちと楽しそうに保育室を飾り付けたりお菓子作りをしたりするならばハロウィンを祝うのも良いことと考えたいと思います。
 さて、個人的なことになりますが今日は僕の○○回目の誕生日でした。自ら誕生日を言いふらすことなど全くないのですが、誰のせいなのか!?いつの間にか子どもたちに知れていて、園庭で仕事をしているとたくさんの子どもたちが「えんちょう先生お誕生日おめでとう!」と声をかけてくれたり、子どもたちの手作りのお菓子や可愛らしい絵をプレゼントされたりしました。また、午前中は2歳児2クラスの子どもたちをバスに乗せてH君のおじいちゃん・おばあちゃんが経営なさり、お母さんがお勤めになっている園芸店に花の苗や球根を園芸店に買い求めに出掛けたのですが、バスから降りた途端H君のおばあちゃんが「園長先生、今日お誕生日だそうですね!おめでとうございます。お祝いに巨峰の苗をプレゼントしますので、しっかり育てて子どもたちに食べさせて下さい」とプレゼントの他に大きな宿題を頂くことに…。全園児が食べられるようになるには何年掛かるか検討も付きませんが枯らすことなくしっかり育てたいと思います。
 そういえば、給食を食べ終えた時のことです。厨房に食器を片付けに行こうと思い職員室を出た際、お昼寝のため、保育室へ向かう3歳児H組のA君が「園長先生誕生日なのに、どうしてお母さん来ないの?」と話しかけてくれました。突然の質問に何と返事をしたらいいのか困ったのですが「うん!こないんだあ」と答えると今度は「お母さんいないの?」と聞いてくるのです。「お母さんはいるよ!でもね、来ないの!」と返事をすると、不思議そうな顔(納得していない顔)をしながら「かわいそうだね」と言ってくれるではありませんか。そんなA君の言葉や表情からA君は心からそう思ってくれていること、そして一人ひとりの誕生日を祝うと共に産んでくれたお母さん、お友達にしてくれたお父さん(家族)の方々にとっても特別な日であるという保育園の誕生会がA君(子どもたち)の中にしっかりと浸透していることを実感させてもらうこととなりました。こんな風に○○回目の誕生日は素敵なことがたくさんありましたが、これも産んでくれた母がいるからのこと。明日改めて産んでくれたことを感謝しに行ってこようっと!
2014年10月31日(金) No.1416 (園長日記)

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