保育日記

生長と成長

春、5歳児の子どもたちがサツマイモの苗を植えさせて頂いた柴田農林高等学校の畑も収穫の時期を迎えたため、今日、5歳児の2クラスが時間差でバスに乗りいも掘りに出掛ける予定の日でした。ところが、天気予報は“晴れ”だったのに出発する間際まで何故だか雨が降っていて、出掛けられるか心配した担任の先生たちは柴農に電話を入れ確認しなければなりませんでした。幸いなことに返事は「大丈夫です」とのことで予定通り芋掘りに出発することが出来ました。先発としてN組がバスに乗ること数分、畑には担当のO先生と学生たちが待っていて子どもたちを出迎えてくれました。挨拶を終え、直ぐに作業開始かと思いきや、芋の品種や植え方、掘り方を説明するためのホワイトボードが準備されていて、まるで授業のよう！？それでも、しっかりと先生の説明を聞き、いざ作業開始！！春には単なる葉っぱのようだった苗はしっかりとしたサツマイモに生長していました。ところが、N組の子どもたちが掘ったのは17㎏。沢山掘ってくることを予想して大きな袋まで準備していた担任のS先生・T先生はガッカリ気味で苦笑い。まさに「捕らぬ狸の皮算用」といった感が・・・。僕もこれまで数年の経験からかなりの量を掘ることを予想して、大きなケースをバスに積んでいったのですがこれまた使う必要はなく空振り状態。ところが、後発のM組の時はN組の子どもたちの収穫の少なさを憂いたO先生と学生たちの助けもあり、最終的には2クラス合計70㎏の収穫となりました。例年と比較すると少なく感じますが、子どもたちはそれぞれ満足して帰ってくることが出来ました。今日掘ったサツマイモは子どもたちが1㎏ずつ持ち帰ることとなりますが、お芋を使ってお料理をして芋掘り談義に華を咲かせて頂ければ嬉しく思います。
　さて、今日は一段と寒くなりましたが、柴農に向かうバスの車窓から見えた蔵王には既にうっすらと雪が降り積もっていました。この寒さのせいか、鼻を垂らす子どもや熱を出す子どもが増えて来たように感じます。1歳児Ｕ組のＹ君は午前中「寒い」と言っていたのですが、何かの前触れだったのか午後お迎えにいらして頂くことに・・・。ついこの前まで感情を上手に表現できなかったと思っていた１歳児の子どもが、しっかりと「さむい」と言葉で伝えることが出来るようになっていたことに改めて成長を感じ嬉しくなりました。「Ｙ君、早く熱が下がるといいね・・・！」

2014年10月28日（火） No.1413 (園長日記)

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