Diary

さんま


“さんま”と聞いて何をイメージするでしょうか?“塩焼”“蒲焼き”“つみれ汁”“開き”“目黒”“吉本興業の某タレント”など様々かと思いますが、最近では“さしみ”や“寿司”なども有名になりました。恐らく昔は漁師の方々だけが船上で楽しむことができたことが、船の性能や港の設備、流通の進化が大きく影響し、気仙沼や岩手県沿岸で水揚げされたさんまがその日のうちに全国各地へ運ばれるようになり、多くの方が活きの良いさんまを生で食べられるようになりました。これから水揚げ量がどんどん増えれば価格が下がり口にすることも多くなると思いますので、東日本大震災以降、津波被害を受けた沿岸部の復興のためにもたくさん食べたいと思います。
 では、子どもたちに関係する“さんま”と言えば何を思い浮かべるでしょうかか?多くの方はきっと給食かと思いますが、約30年前から子どもたちのとって大切なのは「三間(さんま)」と言われてきました。それは「時間」「空間」「仲間」の「三つの間」なのですが、本当にどれか一つが欠けたならば子どもの成長に影響がでると思います。「時間があっても遊ぶ場所(空間)がない、時間と空間はあるけど仲間がいない、空間と仲間はあるけれど・・・」では、それこそ間抜けになってしまいます。そうならないようにせめて保育園にいる限り、子どもたちに時間・空間・仲間をしっかり確保してあげたいものです。
2014年10月01日(水) No.1394 (園長日記)

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