Diary

疑問に思うこと!


昨日のことです。降園する4歳児クラスのk君が「ねえ、園長せんせい、園長せんせいに骨ある?」と聞いてきました。突然なぜこんな妙な質問をしてきたのかは分かりませんが、大笑いしながら「うん!あるよ」と答えたのですがk君に限らず子どもたちは様々なことに疑問を持ちあれこれ聞いてきます。今日も日課である線量の計測をしていると3歳児H組のRちゃんが「園長せんせいはどうしていつも絵を描いているの?」と聞いてきたのです。どうやらRちゃんは計測値を記録する用紙の空きスペースに子どもたちがア○パ○マ○の絵や僕の顔、パパやママの顔の絵など様々な絵を描いているのを見ていて(自分も描いていながら)僕が仕事をしているのではなく絵を描いている(子どもたちに絵を描いてもらっている)と思っていたようなのです。こんな風に子どもたちは多くのことに疑問を持ち「どうして」とか「これ何?」とか「すご〜い」と驚いたり、感動したりして物事を学習していきます。このような驚く力、疑問に思う力、感動する力を“内発的動機”と言います。子ども自らが物事に興味関心を持つこと(時)こそが、大人に何かを覚えさせられる学習より実になり、記憶の奥底に残っていくのです。自分が幼い頃「なぜ」「どうして」「なるほど」と思って関わったことは教えられたのではないからこそ(教えられたことより)記憶の中に明確に残っているのではないでしょうか?だからこそ、子どもがやりたいと思うことをその時にさせてあげることが大事なのだと思います。幼児期には漢字や英語、計算、逆立ちや跳び箱を大人の思いだけで与える(させる)ことよりも大切なこと、それが“内発的動機”だと信じて止みません。何より、僕自身が数年間、幼稚園と保育園の違いに多くの疑問を持ち、興味関心を持ったことで学んだこと、そして今現在も学び続けていることがたくさんあるのですから…。さて、みなさんはどう思いますか?
2013年06月07日(金) No.1028 (園長日記)

No. PASS