Diary

風に乗って


数日間のお休み、皆さんいかがお過ごしだったでしょうか?早くも明日から5月となり、子どもの日がやってきます。その子どもの日につきものと言えば“こいのぼり”ということになりますが、これまで、狭い旧園舎では先生と子どもたちが一生懸命作った手作りの鯉は空を泳ぐというより、吊るされているといった表現がピッタリでした。ところが、今年は教会の方から頂いたこいのぼりのセット(ポール、矢車、吹流し、鯉たち)のお陰で、これまで吊るされていた鯉も園庭に吹く風に乗って気持ちよさそうに泳いでいます。そんな様子を間近で見上げた子どもたちは男の子だろうと女の子だろうと大喜びで「園長先生ありがとう!」「園長先生ってすごい!」と何ともその気になるような声を掛けてくれます。本当であればもっと早くから見せてあげたかったのですが、子どもの日には何とか間に合ったので良しとしたいと思います。
 さて、爽快なこの季節、勾当台公園や仙台市民の広場から風に乗って太鼓や笛の音が聞こえて来るようになると、今年も“仙台青葉まつり”が近付いたこと、季節が春から初夏へと移り変わっていることを実感させられます。そして、青葉まつりが近付くと、以前勤めていた幼稚園の保護者や数人の後輩から間違いなく「今年こそ一緒に踊りましょう」というお誘いの連絡が入ります。これまで何度も仲間に入ろうと思ったものの、仲間に入ると仕事を終えた後、勾当台公園などに夜遅くに集まり祭り当日まで何度も練習しなければならず、やりたくても現実的には無理…。そこで、これまでは当日の旗持ちやビデオ撮影を手伝うくらいしかしていないのです。それでも諦めることなく、ず〜っと誘ってくれる仲間がいるとは何とも嬉しいことです。仙台生まれ仙台育ちの『根っからの仙台っ子』(すっかりおやじですが)としては当然“すずめ踊り”は踊れなければならないのでしょうが、僕の小学生時代には学校ですずめ踊りの練習をすることもありませんでしたし、そもそも青葉まつり自体が最近のように盛大に行われていた記憶はありません。そんなこともあり仙台っ子でありながら踊れないのです。今から仲間になったとしても体力に無理もありそうですし、今年も応援に徹することになりそうです。
何はともあれ、僕は“爽快”な季節を楽しむより、様々な“総会”に時間を割かれる季節です。
2013年04月30日(火) No.998 (園長日記)

No. PASS