Diary
「園長先生ちょっとこっち来て!」
今朝のことです。5歳児N組のE君が園庭中央で線量を計っている僕の所に慌てた様子で駆けてきて、「園長先生ちょっとこっち来て!」と言うのです。その姿から、さぞかし一大事が起こったのだろうと思い、計測していたその場を暫し離れ、先を走るE君に導かれるまま後を追うと、E君は定時になると一日数回メッカに向かって祈りを捧げる敬虔なイスラム教徒のように(表現は不適切かと思いますが)砂場にひざまずき、砂に手を入れ「園長先生、この砂、あったかい所と、冷たいところがあるんだけど…!?」と嬉しそうに教えてくれるのです。何か一大事が起こったと思い心配していた僕はホッとする以上に、E君にとって砂の温度の違いは大発見であり、一大事に他ならなかった訳で、そんな場に僕が誘ってもらえたことに喜びを感じました。そうかと思えば、「○○が壊れた」とか「○○が重くて運べないから運んで」とか「○○くん(ちゃん)が○○って言った」「○○を貸してくれない」とか問題解決のあてにされ、「こっちに来て」と言われることもしばしば…。しかし、これは裏を返せば、子どもたちが“園長なら何とかしてくれる”と思っていてくれているということになるのでしょうから、そんな子どもたちの期待!?を裏切ることがないように頑張らなければと思わされます。もし、「園長先生こっち来ないで!」なんて言われたら子どもたちからの引退勧告になるのでしょうから(゚ロ゚;)
2013年04月24日(水)
No.994
(園長日記)
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