保育日記

Let's begin！　はじまりはじまり！

昨年より早く桜の開花が宣言され、一目千本桜で有名な白石川河川敷の桜まつり会場は早くも見物客で賑わい始めました。例年、この時期だけは普段人通りの少ない道や大河原駅前にも人が溢れ、桜まつりの会場付近は駐車場へ入る車のために渋滞してしまします。一方、見頃を迎えた保育園内の約20本の桜は一般の見物客もなく自分たちだけで楽しむことができています。5歳児Ｍ組にいたっては、その桜を一層楽しむために来週17日にお花見を開催することを決めたようで、お花見のために必要な材料を近所のスーパーに買い出しに出掛けました。そして、職員室に子どもたちが書いた解読困難なお花見のお知らせを届けると共に「園長先生、1と7の日にお花見するからきてね」とお誘いまでしに来てくれました。こんな風に子どもたちは自分たちで何かを作って食することは大好きですが、Ｍ組は殊に好きなようで、これまでもゴ○ヤのゼリーやパンといった珍品・珍味を作り続け、お料理には慣れているはずですので、来週予定されている団子作りは間違いないものが出来上がるでしょう。もし、この団子作りのことを退園したＭちゃんやそのご家族が知ったなら「団子作りしに行きたい（行く）！」ということが映像として浮かんできます。
　さて、来週の20日（土曜日）に、東日本大震災後ずっと苦労しながら保育をなさってきている南相馬市の保育園の子どもたちが保育園を訪ねてくれます。以前からこのような場の提供と交流を願っていましたので、日々高い放射線量を気にして過ごしている子どもたちが線量を気にすることなく園庭で思い切り遊ぶことができるお天気が与えられるように毎日祈りたいと思います。そして、このことが、これからの長い良き交流のはじまりになることを願うものです。

2013年04月12日（金） No.984 (園長日記)